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MotoGP ニュース

投稿日: 2020.08.21 15:20
更新日: 2020.08.21 15:21

野左根航汰がセッションをリード。ST1000では山口辰也がトップタイムをマーク/全日本ロード岡山公開テスト2日目

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MotoGP | 野左根航汰がセッションをリード。ST1000では山口辰也がトップタイムをマーク/全日本ロード岡山公開テスト2日目

 全日本ロードレース選手権第2戦岡山公開テスト2日目が8月20日(木)に岡山県・岡山国際サーキットで行われた。前日に比べると一時、雲が多い時間帯もあったが、基本的な暑さは変わらず、この日も路面温度は60度近くまで上がっていた。

 連日の厳しい暑さのなか、トップタイムをマークしたのは野左根航汰(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)。ベストタイムは、1本目にマークした1分31秒576だ。

2020年全日本ロード岡山公開テスト2日目:野左根航汰(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)
2020年全日本ロード岡山公開テスト2日目:野左根航汰(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)

「2本目は、レースシミュレーションをしましたが、暑さで心が折れそうになりました。赤旗中断もあったので、思うように走ることはできませんでしたが、課題も見つかったので、レースウイークには、解決しておきたいですね」と野左根。

「今回のテストほど暑くはならないと思うので、早めにアジャストしたいですね。中須賀選手は、もちろん速いですし、ホンダ勢も調子を上げてきているので、開幕戦のような独走はできないと思いますが、自身初めてとなる3連勝を目指して走るだけです」

2020年全日本ロード岡山公開テスト2日目:中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)
2020年全日本ロード岡山公開テスト2日目:中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)

 中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)は、右肩の調子を見て、2本目は走らず、1本目のタイム1分31秒944で2番手。2本目でトップタイムをマークした清成龍一(Keihin Honda Dream SI Racing)が1分31秒987で3番手。水野涼(MuSASHi RT HARC-PRO. Honda)が1分32秒077で4番手に着けた。

「暑い中、マシン面、タイヤ、いろいろ試すことができたのは、よかったですね。最後にアタックして、まずまずのタイムは出ましたが、まだアベレージが足りないので、レースウイークに上げて行きたいですね」と水野。

2020年全日本ロード岡山公開テスト2日目:清成龍一(Keihin HondaDream SIR)
2020年全日本ロード岡山公開テスト2日目:清成龍一(Keihin HondaDream SIR)

 渡辺一馬(Keihin Honda Dream SI Racing)が1分32秒591で5番手。6番手に1分33秒293の濱原颯道(Honda Dream RT 桜井ホンダ)、7番手に1分33秒547の前田恵助(YAMALUBE RACING TEAM)、8番手に1分34秒130の柳川明(will-raise racing RS-ITOH)、9番手に1分34秒275の津田一磨(BabyFace Powered by YOSHIMURA)、10番手に1分34秒691の岩田悟(ATJ Racing)と続くトップ10。

 ST1000クラスは、この日から走り始めた山口辰也(Team T2y with NOBLESSE FAMILY)が、いきなりトップタイムとなる1分34秒474をマーク。岡山ラウンドには、スポット参戦する。レギュラーメンバーを蹴散らす速さを見せた。

「昨年からST1000クラスにフルエントリーするために動いていましたが、実現できませんでした。それでも応援してくだる皆さんのおかげで、今回の岡山ラウンドにスポット参戦します。状況次第で第3戦オートポリスも出たいと思っていますが、まだ分かりません」と山口。

「レギュラーメンバーは、もうレースをこなしていますし、自分たちがどの位置にいるか分かりませんでしたが、応援してくださる皆さんと一緒に優勝を目指したいと思っています」

 2019年は、全日本ロードのシートがなく、自分自身で動き、レースに参戦する体制を作っての登場となる。山口が、岡山ラウンドをかき回しそうだ。

 開幕戦のウイナーである高橋裕紀(日本郵便Honda Dream TP)が1分34秒716で2番手に着けたが、このタイムは1本目に記録されたもの。2本目は、違うセットを試していたため、うまくタイムを縮められなかったが、そのセットを確かめられたことがよかったと語っていた。

 1分34秒726で3番手の作本輝介(Keihin Honda Dream SI Racing)も1本目のタイムがベスト。2本目はロングランを行い、レースに備えていた。4番手に1分35秒124の名越哲平(MuSASHi RT HARC-PRO. Honda)、5番手に1分35秒189の榎戸育寛(SDG Mistresa RT HARC-PRO. )、6番手に1分35秒209の星野知也(TONE RT SYNCEDGE4413 BMW)、7番手に1分35秒609の清末尚樹(TeamWith87KYUSHU)、8番手に1分35秒933の藤田拓哉(Speedheart DOGFIGHT RACING YAMAHA)、9番手に1分35秒997の津田拓也(WestPower S・SPORTS)、10番手に1分35秒365の伊藤和輝(will-raise racing RS-ITOH)と、ここまでが1分35秒台を記録した。

2020年全日本ロード岡山公開テスト2日目:荒川晃大(MOTOBUM HONDA)
2020年全日本ロード岡山公開テスト2日目:荒川晃大(MOTOBUM HONDA)

 ST600クラスは、2本目の最後に荒川晃大(MOTOBUM HONDA)が、ただひとり1分36秒台に入れる速さを見せトップにつけた。タイムは、1分36秒914。2番手に阿部恵斗(ウエビックチームノリックヤマハ)が1分37秒172でつけ存在感を放っていた。こちらも好調な横山尚太(ガレージL8. RT)が1分37秒193と僅差で続き、ゼッケン1をつける小山知良(日本郵便Honda Dream TP)は、1分37秒386で4番手だった。

2020年全日本ロード岡山公開テスト2日目:村瀬健琉(Team TKR)
2020年全日本ロード岡山公開テスト2日目:村瀬健琉(Team TKR)

 J-GP3クラスは、村瀬健琉(Team TKR)が1回目のセッション開始早々に新シケインで転倒したものの、2回目に1分42秒206を出しトップ。2番手に成田彬人(Team P.MU 7C MIKUNI)が1分42秒493で続き、3番手の小室旭(Sunny moto planning AKR)は、1本目にトップタイムをマークするものの、2本目はマシントラブルで走れずに終わっている。

2020年全日本ロード岡山公開テスト2日目:野左根航汰(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)
2020年全日本ロード岡山公開テスト2日目:野左根航汰(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)
2020年全日本ロード岡山公開テスト2日目:清成龍一(Keihin HondaDream SIR)
2020年全日本ロード岡山公開テスト2日目:清成龍一(Keihin HondaDream SIR)

 全日本ロードレース選手権 岡山公開テスト2日目のタイム結果は以下の通り。


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