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MotoGP ニュース

投稿日: 2020.08.21 22:14
更新日: 2020.08.22 12:28

MotoGP第6戦:KTMのエスパルガロが初日総合を制す。中上はFP2で2番手の好調な走り出し

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MotoGP | MotoGP第6戦:KTMのエスパルガロが初日総合を制す。中上はFP2で2番手の好調な走り出し

 MotoGP第6戦スティリアGPの初日フリー走行1回目と2回目が、がオーストリアのレッドブル・リンクで行われ、ポル・エスパルガロ(レッドブル・KTM・ファクトリーレーシング)が初日総合をトップで終えた。中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)はトップから0.266秒差の2番手タイムにつけ、好スタートのスティリアGPとなった。

 今大会もマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)は欠場。ステファン・ブラドルが代役を務める。同じく欠場するフランセスコ・バニャイア(プラマック・レーシング)の代役はミケーレ・ピロで、こちらも前戦から変わりはない。

 前戦オーストリアGPで大クラッシュを喫したヨハン・ザルコ(エスポンソラーマ・レーシング)は、右手舟状骨の小さな骨折が見つかったことから、水曜日にイタリアで手術を受け、木曜日にはレッドブル・リンクに戻っていた。しかし手術から48時間が経過していないことから金曜日にメディカルチェックが受けられず、初日は出走が許可されなかった。ザルコは土曜日にメディカルチェックを受け、フリー走行3回目からの出走を目指すという。

 また、前戦オーストリアGPのアクシデントを受け、3コーナー立ち上がり付近のイン側に、新しいフェンスが設けられた。FIAで使用されているタイヤとエアフェンスで構成されたものだという。

 フリー走行1回目は気温23度、路面温度34度のドライコンディションで行われた。序盤にトップに立ったのは、中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)。2番手にアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ・チーム)、3番手にジョアン・ミル(チーム・スズキ・エクスター)が続く。

 しばらくラップタイムは膠着した状態が続いていたが、残り時間5分を切ってミゲール・オリベイラ(レッドブルKTMテック3)、ジャック・ミラー(プラマック・レーシング)が中上のタイムを更新。さらに最後のアタックでドヴィツィオーゾが2番手タイムをマークした。

 最終的に、ミラーがトップ、ドヴィツィオーゾが2番手、オリベイラが3番手と続き、中上はトップから0.091秒差の4番手だった。5番手にはミルがつけ、前戦オーストリアGPでザルコと接触し、大転倒を喫したフランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)は6番手でセッションを終えた。

 レッドブル・リンクの2戦目の初日フリー走行1回目は、前回のフリー走行1回目よりも全体的にタイムが上がり、また、20番手のアレイシ・エスパルガロ(アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ)までが1秒以内という、僅差の結果となった。

■FP2:KTMエスパルガロ弟がトップ、中上は2番手につける


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