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MotoGP ニュース

投稿日: 2020.08.22 14:40
更新日: 2020.08.22 22:18

ST1000の山口辰也がさらにタイムアップ。JSB1000は岩田悟がトップ/全日本ロード岡山公開テスト3日目

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MotoGP | ST1000の山口辰也がさらにタイムアップ。JSB1000は岩田悟がトップ/全日本ロード岡山公開テスト3日目

 全日本ロードレース選手権第2戦岡山公開テストも3日目を迎えた。この日も朝からうだるような暑さとなり、厳しいコンディションのなか、タイヤメーカー合同テストと全日本ロードエントラント向けスポーツ走行が行われた。

 3日はJSB1000、ST1000のトップチームの姿はほとんどないが、2日から走り始めたメンバーのなかに岡山ラウンドにスポット参戦する山口辰也(Team T2y with NOBLESSE FAMILY)もいた。スポット参戦のためピットは割り当てられないため、パドックのテントで作業をしていた。レースウイークもテントとなるため、そのシミュレーションも兼ねていたが、さすがにこの暑さもあり空いているピットへ避難していた。

2020年全日本ロード岡山公開テスト3日目:山口辰也(Team T2y with NOBLESSE FAMILY)
2020年全日本ロード岡山公開テスト3日目:山口辰也(Team T2y with NOBLESSE FAMILY)

 山口は着実にテスト項目をこなし、1分34秒251までタイムを縮めていた。最後のセッションにアタックする予定だったが、雷雨のため走行を見合わせテストを終えている。

「今回のテストまでにオートポリスと、ここ岡山のスポーツ走行でシェイクダウンテストをしましたが、天気も悪く普通に走ることができていなかったので不安要素の多い中でしたが、2日間ともトップタイムで終えることができたのでホッとしています。安定したマシンを作ってくれたメカさんに感謝ですね。レースウイークも全力で戦います」と山口。ST1000クラスをかき回すどころか、本命のひとりとなりそうだ。

2020年全日本ロード岡山公開テスト3日目:星野知也(TONE RT SYNCEDGE4413 BMW)
2020年全日本ロード岡山公開テスト3日目:星野知也(TONE RT SYNCEDGE4413 BMW)

 ST1000クラスで2番手だったのは、1本目に1分34秒590をマークした星野知也(TONE RT SYNCEDGE4413 BMW)。こちらも着実にタイムアップしている。

「とにかく暑かったですね。2日目にようやくいいフィーリングになってきましたが、まだ一歩足りないですね。鈴鹿で痛めた肩が、なかなか治ってくれないことも確認できたので、対策してレースウイークを迎えたいですね」と星野。

2020年全日本ロード岡山公開テスト3日目:岩戸亮介(DLテスト1)
2020年全日本ロード岡山公開テスト3日目:岩戸亮介(DLテスト1)

 この日、3、4番手につけたのがアジアロードレース選手権(ARRC)ASB1000に参戦している岩戸亮介と伊藤勇樹。ふたりともダンロップタイヤのテストでの参加だ。

2020年全日本ロード岡山公開テスト3日目:伊藤勇樹(DLテスト2)
2020年全日本ロード岡山公開テスト3日目:伊藤勇樹(DLテスト2)

「3月の開幕戦マレーシア以降、1000ccでサーキットを走っていないので、今回のテストはすごく待ち遠しかったですね。誰よりもこのテストを楽しみにしていた自信があります」と岩戸は笑顔で語った。タイムは、岩戸が1分35秒149、伊藤が1分35秒302だった。もちろん岩戸はカワサキ、伊藤はヤマハのST仕様をライディングした。

2020年全日本ロード岡山公開テスト3日目:岩田悟(Team ATJ)
2020年全日本ロード岡山公開テスト3日目:岩田悟(Team ATJ)

 JSB1000クラスは、岩田悟(Team ATJ)がスポーツ走行枠でマークした1分33秒911がトップタイムとなった。

「SUGOのときは天候も安定していなかったこともあり、テストできていないことも多かったので、今回は、そのときの問題点を洗い出し、2ステップくらい進むことができたと思います。もうひとつ上のグループで戦えるようレースウイークに詰めて行きたいですね」と岩田。

2020年全日本ロード岡山公開テスト3日目:関口太郎(Team TARO)
2020年全日本ロード岡山公開テスト3日目:関口太郎(Team TARO)

 2番手に亀井雄大(Honda Suzuka Racing Team)が1分34秒071、BMWを駆る関口太郎(SANMEI Team TARO PLUSONE)が1分34秒117で続いた。

「何とか足回りが決まって来たので、いいテストになりました。最後に雷雨になってしまいアタックできなかったのが残念でしたが、レースウイークでアジャストします」と関口。

 J-GP3クラスは、村瀬健琉(Team TKR)が、1回目のセッションにベストをマーク。タイムは1分41秒474。2番手に2本目でトップタイムにつけた小室旭(Sunny moto planning AKR)が1分41秒772で続き、3番手に成田彬人(Team P.MU 7C MIKUNI)が1分42秒651、4番手に細谷翼(リアライズレーシング)が1分42秒886、5番手に彌榮郡(ClubPARIS・Y’s)が1分42秒964、6番手に徳留真紀(Team TOME)が1分42秒971と1分42秒台で続いた。最終日に開幕戦を欠場していた中島元気が登場し、1分43秒058で7番手につけた。

2020年全日本ロード岡山公開テスト3日目:村瀬健琉(Team TKR)
2020年全日本ロード岡山公開テスト3日目:村瀬健琉(Team TKR)

「非常事態宣言後、7月初旬までは鈴鹿を走っていたのですが、なかなかセッティングの方向性が決まらずにいました。今回、全日本ロードテストを走ったことで分かったこともあるので、レースウイークで解消できるようにしたいですね」と中島。2018年王者の復活を期待したいところだ。

 全日本ロードレース選手権 岡山公開テスト3日目のタイム結果は以下の通り。


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