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MotoGP ニュース

投稿日: 2020.08.24 13:52
更新日: 2020.08.24 14:12

初優勝のオリベイラ「フロントタイヤを変更してレース2はもっと競えるようになった」/MotoGP第6戦決勝トップ3コメント

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MotoGP | 初優勝のオリベイラ「フロントタイヤを変更してレース2はもっと競えるようになった」/MotoGP第6戦決勝トップ3コメント

 MotoGP第6戦スティリアGPの決勝レース後、表彰台を獲得したミゲール・オリベイラ(レッドブルKTMテック3)、ジャック・ミラー(プラマック・レーシング)、ポル・エスパルガロ(レッドブル・KTM・ファクトリーレーシング)が会見に登場。レースを振り返った。

■ミゲール・オリベイラ(レッドブルKTMテック3)/決勝:優勝

「うれしいし、誇らしいよ。理由はたくさんあるけれど、KTMとレッドブルの母国での優勝だから、すごく特別だ。僕にとっても、(MotoGPクラス)初優勝でもある。今週をとおして、僕たちはうまくいっていたと思う」

「レースでは2度目のチャンスがあって、それはラッキーだった。フロントタイヤを替えられたからなんだ。おかげで、レース2ではもっと競えるようになった。すごくうれしい。足は地に着いているけれど、頭は少し浮ついているよ。自分だけじゃなくて、家族、ポルトガルのファン、みんなにとっても、幸せな気持ちでいっぱいなんだ」

「(レース2の周回数となった)12周のレースでは予想がつかない。タイヤや燃料などをマネジメントする必要があった。ポル(・エスパルガロ)とジャック(・ミラー)はとても強いと知っていた。もしレースが続いていたら、ふたりをクリーンにオーバーテイクできたとは思わない」

「でもジャックと少し差が詰まって、彼が最後のいくつかのコーナーで優勝に向けて挑んだ。これが利用できると知っていたから、安全に賢く考えて、最終コーナーでインにつけ、トップでフィニッシュラインを超えることができたんだ」

「過去には一生懸命取り組んでも、何ももたらされなかったこともある。昨年は僕のキャリアのなかでも大きなことがあって、特に右肩の負傷は、シーズン後半を難しいものにした。メンタル的にも、厳しい時期だった」

「戻ってきてこの瞬間にここにいるのは、とてもとても大きなステップだ。けれど、これは僕が一人で成し遂げたことじゃない。すばらしいチームがあり、KTMファクトリーはすごく大きなサポートをしてくれた。お礼を言わないといけない。だって、僕を本当に信頼して、レースに取り組んでいくための力を与えてくれたんだから」

■ジャック・ミラー(プラマック・レーシング)/決勝:2位

2020年MotoGP第6戦スティリアGP ジャック・ミラー(プラマック・レーシング)
2020年MotoGP第6戦スティリアGP ジャック・ミラー(プラマック・レーシング)

「(フリー走行3回目のクラッシュで右肩を打ったことについて)今朝は悪くなかったよ。クラッシュ自体は大きなものじゃなかった。けれど、グラベルに打ち付けてしまった。でもまあ、そのときはあまり深刻になっていなかった」

「Q2が終わってすぐ、昨日の夜は11時くらいまで冷やしたりしていたよ。クリニカモバイルには感謝しないとね。今朝、サーキットドクターがMRIで診てくれて、僕たちは状態を詳しく知ることになった。朝7時からMRIを受けて、それからコースに戻ったんだ。だから、この24時間はかなり忙しなかったね。肩とひじに痛みがあったから、シートを少し変えてみたりもしたよ」

「(オリベイラについては)驚きだった。優勝は僕とポルで争われると思っていたんだ。この週末を通してセクター1に集中していたのだけど、このとき初めて6速リミッターを入れた。ポルは少しワイドになり、僕も一緒にアウトにはらんだ」

「けれど、7コーナーでうまくいかず、ポルのKTMマシンはとてもよくついてきた。彼がストレートにいる音を聞いた。下っていって、コースを外れてしまい、そして、ミゲルが横を通過していったんだ」

■ポル・エスパルガロ(レッドブル・KTM・ファクトリーレーシング)/決勝:3位

2020年MotoGP第6戦スティリアGP ポル・エスパルガロ(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)
2020年MotoGP第6戦スティリアGP ポル・エスパルガロ(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)

「表彰台を獲得できてすごくうれしいよ。最終ラップはMoto3クラスみたいだったね。僕は最初から攻めて、リズムもよかった。僕も、ジャックと僕が優勝争いをしているのだと思っていた」

「9コーナーに来たときに、これが最後のチャンスだと思ったんだ。それで、インに飛び込んだ。アウトにふくらんでしまい、ジャックはもう一度ブレーキングを遅らせた。あちらの加速はかなりよくて、最終コーナーでは、ジャックが僕をオーバーテイクしようとして、僕たちはふたりともワイドになってしまい、ミゲルが優勝のチャンスを得たんだ」

「でも、これがレースだ。いいレースを楽しんだ。勝つ可能性はあったと思う。最終コーナーまで、僕はトップにいたんだから。ポールポジションからスタートしたし、この週末、全体をとおしてバイクのパフォーマンスには満足しているよ。すばらしい一日だった。うまくいかなかった先週とはまったく反対だった」

「もし、チェコ、そして先週のレースでフィニッシュできていれば、僕たちの(チャンピオンシップにおける)ポイント差はもっと近いものになっていただろう。でも、それほど遠くはない。だから、すべてのレースで今日のようなすばらしいレースをして、優勝に向けて戦っていく。まだ今後、いろいろなことが起こるかもしれない。今後は僕たちにとっていいサーキットで、昨年はパフォーマンスを見せている。そして、今年、僕たちはステップアップしているんだ」


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