レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

MotoGP ニュース

投稿日: 2020.09.04 17:57
更新日: 2020.09.04 17:58

ヤマハ、サーキット走行専用の『YZF-R1/R6 レースベース車』を受注生産で発売

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


MotoGP | ヤマハ、サーキット走行専用の『YZF-R1/R6 レースベース車』を受注生産で発売

 ヤマハ発動機は9月4日、ロードレース競技およびサーキット走行専用モデルとなる2021年モデルの『YZF-R1 レースベース車』と『YZF-R6 レースベース車』の予約受付を開始して2021年1月29日に発売すると発表した。

 8月20日より国内で発売されている2020年モデルのYZF-R1は、ヤマハが開発したスーパースポーツのフラッグシップモデルだ。スーパーバイク世界選手権(SBK)、全日本ロードレース選手権、鈴鹿8耐を含むFIM世界耐久選手権(EWC)に参戦しているマシンのベース車両として知られている。

2020年モデルのヤマハYZF-R1(ディープパープリッシュブルーメタリックC)
2020年モデルのヤマハYZF-R1(ディープパープリッシュブルーメタリックC)
2020年モデルのヤマハYZF-R1(ディープパープリッシュブルーメタリックC)
2020年モデルのヤマハYZF-R1(ディープパープリッシュブルーメタリックC)

 クロスプレーン型クランクシャフトを採用した水冷4ストロークDOHC直列4気筒4バルブ997ccエンジンが搭載され、最高出力は200馬力/13,500rpm、最大トルクは113Nm/11,500rpmを発揮する。

 2021年モデルの『YZF-R1 レースベース車』は上記の2020年モデルをベースにレースなどサーキット用途に配慮したモデルと仕上げられた。電子制御システムはAPSG(アクセル開度センサーグリップ)を織り込んだYCC-T(電子制御スロットル)や、EBM(エンジンブレーキマネジメント)、BC(ブレーキコントロール)などを採用している。

ヤマハYZF-R6 レースベース車 2021年モデル
ヤマハYZF-R6 レースベース車 2021年モデル

 中排気量クラスの『YZF-R6 レースベース車』は欧州仕様の2020年モデル『YZF-R6』をベースに開発され、トラクション・コントロール・システム(TCS)やクイック・シフト・システム(QSS)などの電子デバイスに加え、『YZF-R1 レースベース車(2019年モデル)』と同型のフロントサスペンション、フロントブレーキなどが継続採用された。

 そんな『YZF-R1 レースベース車』の車両カラーはブラックメタリックXの1色展開で、価格は225万5000円(税込)。『YZF-R6 レースベース車』はマットダークグレーメタリック6の1色で、価格は124万3500円(税込)となる。

 予約窓口は全国の『ヤマハオンロードコンペティションモデル正規取扱店』だ。第1次ロットは両モデルともに2020年9月4日~9月30日、第2次ロットは2020年10月1日~11月30日の期間限定予約による受注生産で販売される。

ヤマハYZF-R1 レースベース車 2021年モデル(※画像は公道走行可能モデルのため現車とは異なります)
ヤマハYZF-R1 レースベース車 2021年モデル(※画像は公道走行可能モデルのため現車とは異なります)

 また、YZF-R1はヘッドランプ、ポジションランプ、ミラー、ホーン、タンデムシート、タンデムステップ、リアフェンダーカバー、グラフィック類の装備を省いた状態での出荷。YZF-R6はフラッシャー、ヘッドランプ、テールランプ等の灯火器類が装備された状態での出荷となる。

 両モデルともに購入特典のサーキット走行専用部品の『ワイヤーハーネスセット』と『ECU』(F.I.マッチングソフトウェア含む)が付属するが、別送となる。この2モデルはサーキット走行専用モデルだ。国土交通省の認定を受けていないため、ナンバープレートを取得できず、一般公道での走行はできない。


関連のニュース