11月9日、FIM(国際モーターサイクリズム連盟)より、2017年シーズンの世界グランプリシリーズ各クラスの暫定エントリーリストが発表された。
MotoGPクラスには23名がエントリーを表明。既報のとおり、ホルヘ・ロレンソがドゥカティへ、マーベリック・ビニャーレスがヤマハへ、アレイシ・エスパルガロがアプリリア・グレシーニへ、アルバロ・バウティスタがアスパー・ドゥカティへと移籍。KTMがファクトリーチームとしてMotoGPクラスに新規参戦し、ポル・エスパルガロとブラドリー・スミスを起用する。
Moto2クラスからのステップアップ組では、ヨハン・ザルコとジョナス・フォルガーがヤマハ・テック3から、アレックス・リンスがスズキから、サム・ロウズがアプリリア・グレシーニから参戦。2016年はSBKに参戦していたカレル・アブラハムがアスパー・ドゥカティからMotoGPに復帰した。
Moto2クラスでは32名が参戦を表明。KTMがコンストラクターとしてシャシーを制作してレッドブル KTM AJOよりMoto2クラスに参戦、2015年Moto3チャンピオンのブラッド・ビンダーとミゲール・オリベイラを起用する。また、ホルヘ・ナバーロ、フランチェスコ・バニャーヤ、ファビオ・クアルタラーロ、アンドレア・ロカテッリ、カイルール・イダム・パウィがMoto3クラスからステップアップ。CEVのMoto2クラスで活躍した長島哲太が世界グランプリMoto2クラス復帰を果たした。中上貴晶はイデミツ・ホンダ チームアジアから継続参戦、タイトルをねらう。
Moto3クラスには31名が参戦表明。アジアタレントカップ出身の鳥羽海渡がホンダ チームアジアから、佐々木歩夢がSICレーシングチームから参戦。鈴木竜生は新規参戦チームのSIC58スクアドラ・コルセに移籍。ホンダNSF250RWで参戦することになった。SIC58スクアドラ・コルセは故マルコ・シモンチェリの意志を次いで結成された新チーム。なお、2015年から2年間Moto3クラスにレギュラー参戦した尾野弘樹の名前は残念ながらリストになかった。
以下が2017年のエントリーリスト。