レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

MotoGP ニュース

投稿日: 2020.11.06 23:50
更新日: 2020.11.06 23:53

MotoGP第13戦:初日はミラーが総合トップ。ビニャーレスが6基目のエンジン投入で決勝はピットレーンスタートに

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


MotoGP | MotoGP第13戦:初日はミラーが総合トップ。ビニャーレスが6基目のエンジン投入で決勝はピットレーンスタートに

 MotoGP第13戦ヨーロッパGPのフリー走行1回目、2回目がスペイン・バレンシアのリカルド・トルモ・サーキットで行われ、ジャック・ミラー(プラマック・レーシング)が初日総合トップタイムをマーク。中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は総合4番手だった。また、このヨーロッパGPではチャンピオンシップでランキング3番手につけるマーベリック・ビニャーレス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)が6基目のエンジンを投入。このため、決勝レースをピットレーンから迎えることになった。

 前戦テルエルGPから2週間ぶりに行われるヨーロッパGPでは、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)が欠場し、今大会も引き続き、ステファン・ブラドルが代役を担う。アラゴンGP開催週の木曜日にPCR検査で陽性の結果となったことでアラゴンGP、テルエルGPを欠場したバレンティーノ・ロッシ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)は、11月4日に受けたPCR検査の結果が陰性となった。

 ただ、2度のPCR検査で陰性の結果が出なければ、出走することはできない。ロッシは11月6日に受けた2度目のPCR検査の結果を待つため、ヨーロッパGPの初日セッションは欠場。代役として、ギャレット・ガーロフが走行を行った。ガーロフはアメリカ人ライダーとして2020年シーズン、スーパーバイク世界選手権(SBK)に参戦したライダーである。アメリカ人ライダーとして最高峰クラスを走るのは、2016年のニッキー・ヘイデン以来となる。

 また、イケル・レクオーナ(レッドブルKTMテック3)は、自身はPCR検査で陰性だったものの、アシスタントの弟が陽性であることが判明。拠点とするアンドラ公国の新型コロナウイルス感染症の対策により、濃厚接触者となったレクオーナ自身も10日間の自己隔離が必要となった。このためヨーロッパGPは欠場。代役は起用されない。

 さらに、MotoGPクラスの初戦スペインGPからアンドレア・イアンノーネ(アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ)の代役を務めてきたブラッドリー・スミスに代わり、今大会からはもうひとりのアプリリアのテストライダー、ロレンツォ・サバドーリがエントリーする。

 すでにシーズン終盤、11月に開催となったヨーロッパGPのフリー走行1回目は、気温18度、路面温度16度。さらにウエットコンディションのなかでセッションが始まった。

 序盤にトップに立ったのはジャック・ミラー(プラマック・レーシング)。2番手はフランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)。3番手以降のポジションには変動があるものの、終盤まではこのふたりがトップ2をキープする。

 残り時間9分、5番手につけていたアレックス・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)が6コーナーで転倒。A.マルケスはその後、走行を再開させた。

 順位はその後も大きく変わることはなく、ミラーが1分42秒063でトップ、モルビデリが2番手。ステファン・ブラドル(レプソル・ホンダ・チーム)が3番手で、ヨハン・ザルコ(エスポンソラーマ・レーシング)が4番手。A.マルケスは転倒を喫しながらも5番手でセッションを終えた。

 マーベリック・ビニャーレス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)は10番手、中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は11番手、ジョアン・ミル(チーム・スズキ・エクスター)は16番手、そしてファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)は21番手の最下位だった。

■次のページへ:FP2もミラーがトップ。ビニャーレスは6基目のエンジンを投入


関連のニュース