MotoGP第13戦ヨーロッパGPの決勝レースがスペイン・バレンシアのリカルド・トルモ・サーキットで行われ、MotoGPクラスで表彰台を獲得したジョアン・ミル(チーム・スズキ・エクスター)、アレックス・リンス(チーム・スズキ・エクスター)、ポル・エスパルガロ(レッドブル・KTM・ファクトリーレーシング)が会見に登場。レースを振り返り、チャンピオンシップへの展望などを語った。
■ジョアン・ミル(チーム・スズキ・エクスター)/決勝:優勝
「すばらしい気持ちだよ。ついに優勝したんだから。正直、とても厳しかった。チャンピオンシップはすごく接近していて、いつもリスクとスピードの妥協点を見つけないといけなかった。でも、今日のバイクはすごくよく機能した。勝てるバイクだったんだ。その機会をうまく使った。すごくうれしい。スズキにとってもワン・ツーフィニッシュだ。シーズン序盤には、想像できなかったよ。この形を継続していこうと思う。チャンピオンシップとしてもすごくいい」
「今週はシーズンのなかでもベストなウイークだったよ。金曜日は難しい状況で、ウエットコンディションでも、ウエットパッチが残るドライコンディションでも苦戦して始まった。セットアップを見つけるのが難しかったんだ」
「でも、土曜日には完全に変わった。バイクはよく走ったし、今日のウオームアップセッションでは初めてのドライコンディションだったわけだけど、バイクがすごくいい感じだとわかったんだ。それで、今日は優勝に挑む日かもしれないと思っていた」
「(チャンピオンシップについて)今まで以上に、うまくやらないといけない。ポイントについてはアドバンテージがある。これはいいことだけど、まだ終わっていない。いい方法でポイントを重ねていかないといけない。とても重要だろう。バイクが機能しているから、いいポジションにいるのだと思う」
「たぶん、もし今日のような感じがあれば、優勝に向けて挑戦すると思う。(チャンピオンシップを)考えない。でも、タイヤで苦戦しているような場合だったり、後方にいる場合は、自分ができることを考えるだろうね。全力を尽くして日曜日の結果になると思う」