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MotoGP ニュース

投稿日: 2020.12.10 19:09
更新日: 2020.12.10 19:37

ホンダ、2021年二輪世界選手権とダカールラリー2021の参戦体制をオンラインで発表

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MotoGP | ホンダ、2021年二輪世界選手権とダカールラリー2021の参戦体制をオンラインで発表

 12月10日、ホンダは2021年シーズンの『二輪世界選手権の体制発表会』をオンライン上で開催した。来季、ロードレース世界選手権MotoGPやスーパーバイク世界選手権(SBK)、FIM世界耐久選手権(EWC)などにホンダのマシンを駆り戦うライダーがオンラインイベントに参加して、ダカールラリー2021の参戦体制も発表された。

 例年、ホンダはミラノ国際モーターサイクルショー(EICMA)の会場で二輪世界選手権の体制発表会を開催していたが、今年は新型コロナウイルス感染症の影響により初めてオンラインイベント形式で行われた。オンラインで開催されたことにより、2021年の参戦体制発表は多くのモータースポーツファンに直接思いを伝えする機会となった。

 ホンダは2020年にサウジアラビアで初めて開催されたダカールラリー2020で、リッキー・ブラベックが初優勝して31年ぶりに優勝。1959年から参戦しているロードレース世界選手権では、MotoGP第12戦テルエルGPのMoto3クラスで、ジャウマ・マシアが優勝して1961年の初優勝からの通算勝利数を800とした。そのほか、FIMモトクロス世界選手権、FIM トライアル世界選手権の最高峰クラスでは、ティム・ガイザーが2年連続3回目、トニー・ボウが14年連続14回目のチャンピオンを獲得した。

 体制発表会では2021年もロードレース、モトクロス、トライアルの世界選手権の最高峰クラス制覇を目指してHRCのワークスチームで参戦することが発表された。市販車をベースとしたSBKや連覇を目指すダカールラリー2021にもこれまで同様HRCワークスチームで参戦する。

 二輪レースの最高峰であるロードレース世界選手権には、引き続き最高峰クラスのMotoGPクラスに『レプソル・ホンダ・チーム』、『LCRホンダ・カストロール』、『LCRホンダ・イデミツ』で参戦する。

 起用ライダーはレプソル・ホンダ・チームがマルク・マルケスとポル・エスパルガロ、LCRホンダ・カストロールがアレックス・マルケス、LCRホンダ・イデミツが中上貴晶となっている。

 下位クラスのMoto2クラス、Moto3クラスにも参戦しており、Moto2クラスには『イデミツ・ホンダ・チーム・アジア』から小椋藍とソムキャット・チャントラ、Moto3クラスは『ホンダ・チーム・アジア』から國井勇輝とアンディ・ファリド・イズディハールが参戦する。

 市販二輪レースの最高峰であるSBKには2020年からホンダCBR1000RR-R FIREBLADE SPを使用しワークスチームとして参入した『Team HRC』からアルバロ・バウティスタ、レオン・ハスラムが継続参戦。昨年はサテライトチームの『MIEレーシング・ホンダ・チーム』から高橋巧が参戦することが明らかになったが、今回は継続参戦などの発表はされなかった。

 EWCは藤井正和総監督が率いるF.C.C. TSR Honda France(F.C.C. TSRホンダ・フランス)からジョシュ・フック、マイク・ディ・メリオ、そして高橋裕紀が新加入して2021年シーズンを戦う。

 そのほか、ダカールラリーにもHRCワークスチーム、モンスターエナジー・ホンダ・チームからリッキー・ブラベック、ホセ・イグナシオ・コルネホ、ケビン・ベナバイズ、ホアン・バレダで参戦するほか、FIMモトクロス世界選手権、AMAスーパークロス世界選手権、FIMトライアル世界選手権シリーズにもホンダ系主力チームが参戦を予定している。

 各ライダーの来季に向けた意気込みはHonda Racing GlobalのYouTubeチャンネルの2021 Motorcycle Motorsports Announcement(https://www.youtube.com/watch?v=z7pHXEcE128)から視聴することができる。

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