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MotoGP ニュース

投稿日: 2021.01.12 18:43

全日本ロード:TONE RT SYNCEDGE 4413 BMWは星野知也と渥美心の2台体制でST1000参戦。EWC鈴鹿8耐にも出場予定

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MotoGP | 全日本ロード:TONE RT SYNCEDGE 4413 BMWは星野知也と渥美心の2台体制でST1000参戦。EWC鈴鹿8耐にも出場予定

 1月11日、全日本ロードレース選手権に参戦しているTONE RT SYNCEDGE 4413 BMWは、2021年シーズンのチーム体制を発表し、ST1000クラスに星野知也と渥美心を起用すると発表した。また、FIM世界耐久選手権(EWC)では鈴鹿8時間耐久ロードレースに出場予定であり、SST(スーパーストック)クラスで2連覇を目指す。

 2013年に発足したSYNCEDGE4413Racingは、全日本ロードでこれまでJP250、J-GP2、JSB1000、ST1000クラスで参戦経験を重ねてきたチームだ。2017年シーズンからは工具メーカーのTONE(トネ)とタッグを組んでおり、マシンはBMW S1000RRを使用することから、TONE RT SYNCEDGE 4413 BMWとして参戦している。

2020年全日本ロード ST1000:星野知也(TONE RT SYNCEDGE 4413 BMW)
2020年全日本ロード ST1000:星野知也(TONE RT SYNCEDGE 4413 BMW)

 2020年は星野がST1000クラスにフル参戦して、第1戦SUGOで2位表彰台を獲得。第3戦オートポリスと最終戦鈴鹿で7位に入り、ランキング6位となった。また、渥美が第3戦オートポリス、第4戦もてぎ、最終戦鈴鹿でスポット参戦し、もてぎではホールショットを奪いホンダ勢に割って入る走りで4位を獲得する活躍を見せた。

 そしてEWCにもスポット参戦している同チームは、2019年の鈴鹿8耐で星野、渥美、石塚健のトリオで戦い、総合14位に入ってSSTクラスでは優勝を果たした。2019-2020シーズンの第2戦セパン8耐にも出場しており、SSTクラス首位からスタートし、総合15位、SSTクラス3位と表彰台に上る活躍を見せている。

2020年全日本ロード ST1000:渥美心(TONE RT SYNCEDGE 4413 BMW)
2020年全日本ロード ST1000:渥美心(TONE RT SYNCEDGE 4413 BMW)

 2021年シーズンも全日本ロードと鈴鹿8耐に参戦する予定のTONE RT SYNCEDGE 4413 BMW。星野と渥美のふたりがBMW S1000RRを駆りST1000クラスでチャンピオンを狙い戦う。また、体制は決定していないが、鈴鹿8耐にも参戦予定であり、SSTクラス2連覇を目指す。

 チーム監督は山下祐氏、チーフメカニックは高村嘉寿氏が務め、レースクイーンの塚田果澄さんが2021年もレースを盛り上げる。

 さらに、2021年のEWCボルドール24時間に出場することを目標にしていたが、コロナ禍中での参戦は困難であることから、2022年のヨーロッパ戦の参戦を新たな目標に活動していくという。

2020年全日本ロード ST1000:第1戦SUGOで2位表彰台を獲得した星野知也(TONE RT SYNCEDGE 4413 BMW)
2020年全日本ロード ST1000:第1戦SUGOで2位表彰台を獲得した星野知也(TONE RT SYNCEDGE 4413 BMW)

■星野知也

「2021年もTONE RT SYNCEDGE4413 BMWからST1000とEWC鈴鹿8時間耐久レースに参戦する事となり、チームやご協力頂きましたスポンサー様に感謝致します。2020年はチャンピオンを目標に戦いましたが、コロナウイルスにより大幅なスケジュール変更、また自身も怪我に苦しめられるシーズンとなってしまいました」

「2021年は渥美選手と2台体制になる事で、よりチーム力を活かし、チャンピオン獲得に向け頑張って参りますので応援宜しくお願い致します。まだコロナウイルスが収束していないのが心配ではありますが、レースが無事開催される事を祈ると共に、応援して頂いている皆様とサーキットでお会い出来るのを楽しみしています!」

■渥美心

「TONE RT SYNCEDGE4413 BMWとタッグを組んで4年目の今シーズンは、鈴鹿8耐SSTクラス参戦に加え、
全日本ST1000クラスにフル参戦させていただきます。各レースで優勝、そして年間チャンピオンを目指して全力を尽くします」

「コロナ禍で厳しい日々が続いておりますが、そのような中でもチーム、スポンサー様をはじめ多くの方のご協力のお陰で今年もレースを戦わせていただける事に大変感謝しております。ライダーとしてできる事は元気を与えられる走りをする事です。精一杯頑張りますので応援よろしくお願いいたします。皆さん、サーキットでお会いしましょう!」

2021年は星野知也と渥美心の2台体制で全日本ロードST1000クラスを戦うTONE RT SYNCEDGE 4413 BMW(写真は2020年7月鈴鹿テスト)
2021年は星野知也と渥美心の2台体制で全日本ロードST1000クラスを戦うTONE RT SYNCEDGE 4413 BMW(写真は2020年7月鈴鹿テスト)

■山下祐監督

「数多くのスポンサー、サポーター、レースファンの皆様のおかげで2021年の特別なシーズンを迎えら
れる事を心より感謝申し上げます。今年は星野、渥美の最強コンビでST1000クラスのチャンピオンを目指してBMW S1000RRとともに全日本選手権を戦います」

「鈴鹿8耐においてもSSTクラス連覇を目指して挑戦します。更に、欧州参戦という目標に向けて体制の強化に取り組み、少数精鋭での効率的なチーム運営を目指して挑戦を続けてまいります。コロナが世界中に影響を与える中、我々は自らのレース活動を継続する事でこの活動にご協力いただいている皆様と共に発展、成長していければと考えています。今シーズンの当チームの活動にぜひご注目ください!!」

■高村チーフメカニック

「世界中がコロナ禍の状況になっていますが、レースは続いています。チームとして、2021年はヨーロッパの世界耐久参戦という目標がありましたが、今の状況では難しいと判断しました。2022年のヨーロッパ参戦を目標に活動していきたいと思います」

「自粛、自粛の風潮がありますが、できる事、やれる事を常に全力でやって行きたいといつも思っています。全日本のST1000クラスに星野知也、渥美心の2台体制でフル参戦します。そして、鈴鹿8耐SSTクラス優勝目指します」

「メカニックとしては、チームメンバーのメカニックのスキルアップもテーマに置き、出来るだけの活動とインパクトのあるレースを皆さんにお見せできたらと思います。BMW S1000RRのポテンシャルを引き出して戦います。星野にはベテランらしいクレバーな走りでチャンピオン争いを、渥美には若手らしく元気のある、インパクトのある走りを。2人のライダーが交わった時に見せるワクワクするレース、2人がチャンピオン争い出来るように全力でチーム力を上げていきます」

「情勢が厳しい世の中だからこそ、頑張って戦いたいと思います。皆さん、現地で生の音や匂いや気迫を感じ取って下さい。サーキットでお待ちしていますので、応援宜しくお願いいたします」

2台同時にコースインする渥美心と星野知也(TONE RT SYNCEDGE4413 BMW)/2020年鈴鹿初テスト
2台同時にコースインする渥美心と星野知也(TONE RT SYNCEDGE4413 BMW)/2020年鈴鹿初テスト
2020年全日本ロード第1戦SUGO:ST1000決勝トップ争い
2020年全日本ロード第1戦SUGO:ST1000決勝トップ争い
2020年全日本ロード第1戦SUGO:トップ争いをする高橋裕紀(日本郵便HondaDream TP)と星野知也(TONE RT SYNCEDGE4413 BMW)
2020年全日本ロード第1戦SUGO:トップ争いをする高橋裕紀(日本郵便HondaDream TP)と星野知也(TONE RT SYNCEDGE4413 BMW)
ST1000クラスで2位表彰台を獲得した星野知也(TONE RT SYNCEDGE4413 BMW)/2020年全日本ロード第1戦SUGO
ST1000クラスで2位表彰台を獲得した星野知也(TONE RT SYNCEDGE4413 BMW)/2020年全日本ロード第1戦SUGO


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