2021年シーズンのロードレース世界選手権 MotoGPクラスに参戦するのは、11チーム22名となる。参戦メーカーでは、ドゥカティが6台、ホンダ、ヤマハ、KTMは4台、スズキ、アプリリアは2台を走らせる。
今季はMoto2クラスからエネア・バスティアニーニ、ルカ・マリーニ、ホルヘ・マルティンがステップアップしてドゥカティ デスモセディチGPを駆る。また、アプリリア・レーシング・チーム・グレシー二がロレンツォ・サバドーリをレギュラーライダーとして正式に起用したことから、MotoGPルーキーライダーは4名となった。
そして、最高峰クラスの日本人ライダーはLCRホンダ・イデミツから継続参戦する中上貴晶のひとりで、最新型のホンダRC213Vを駆る。
3月26~28日に開幕を迎える第1戦カタールGPでは、レプソル・ホンダ・チームのマルク・マルケスが欠場するため、テストライダーのステファン・ブラドルが起用される。
そのほか、ミシュランタイヤは、昨年のタイやからケーシングとコンパウンドの組み合わせを微調整している。やや硬めのコンパウンドに変更されたことで一貫性を向上させ、グリップと全体的なパフォーマンスが最大化された。
現在、栃木県・ツインリンクもてぎで開催される日本GPを含め、3月末から11月中旬まで19戦のスケジュールが決定している2021年のMotoGP。各チームがカタール公式テストで強力な体制を作り上げているため、どのライダーもマシンも目が離せない注目の1年となることは間違いない。第1戦カタールGPの勝者、そして最後にチャンピオンを獲得するのはどのライダーになるだろうか。
以下が2021年ロードレース世界選手権MotoGPクラスの年間エントリーリスト。
■2021年MotoGPクラスエントリーリスト
No. | Rider | Team | Motorcycle |
---|---|---|---|
5 | ヨハン・ザルコ | プラマック・レーシング | ドゥカティ* |
9 | ダニロ・ペトルッチ | テック3KTMファクトリー・レーシング | KTM* |
10 | ルカ・マリーニ | スカイ・VR46・エスポンソラーマ | ドゥカティ* |
12 | マーベリック・ビニャーレス | モンスターエナジー・ヤマハMotoGP | ヤマハ |
20 | ファビオ・クアルタラロ | モンスターエナジー・ヤマハMotoGP | ヤマハ |
21 | フランコ・モルビデリ | ペトロナス・ヤマハSRT | ヤマハ* |
23 | エネア・バスティアニーニ | エスポンソラーマ・レーシング | ドゥカティ* |
27 | イケル・レクオーナ | テック3KTMファクトリー・レーシング | KTM* |
30 | 中上貴晶 | LCRホンダ・イデミツ | ホンダ* |
32 | ロレンツォ・サバドーリ | アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ | アプリリア* |
33 | ブラッド・ビンダー | レッドブルKTMファクトリー・レーシング | KTM |
36 | ジョアン・ミル | チーム・スズキ・エクスター | スズキ |
41 | アレイシ・エスパルガロ | アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ | アプリリア* |
42 | アレックス・リンス | チーム・スズキ・エクスター | スズキ |
43 | ジャック・ミラー | ドゥカティ・レノボ・チーム | ドゥカティ |
44 | ポル・エスパルガロ | レプソル・ホンダ・チーム | ホンダ |
46 | バレンティーノ・ロッシ | ペトロナス・ヤマハSRT | ヤマハ* |
63 | フランセスコ・バニャイア | ドゥカティ・レノボ・チーム | ドゥカティ |
73 | アレックス・マルケス | LCRホンダ・カストロール | ホンダ* |
88 | ミゲール・オリベイラ | レッドブルKTMファクトリー・レーシング | KTM |
89 | ホルヘ・マルティン | プラマック・レーシング | ドゥカティ* |
93 | マルク・マルケス | レプソル・ホンダ・チーム | ホンダ |
*はインディペンデントチームライダー