4月4日に栃木県のツインリンクもてぎで行われた2021年MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第1戦スーパーバイクレース in もてぎのJSB1000決勝レース2を終え、表彰台に登った中須賀克行（YAMAHA FACTORY RACING TEAM）、渡辺一樹（YOSHIMURA SERT MOTUL）、濱原颯道（Honda Dream RT 桜井ホンダ）が戦いを振り返った。
■中須賀克行／YAMAHA FACTORY RACING TEAM（レース2：優勝）
「いつ雨が降り出すか分からなかったから、本当は最初からトップに立ちたかったのですが、今日はタイヤをうまく使うことができませんでした」
「渡辺選手がいいペースで、最初はついていくのに必死でした。特にセクター1、セクター2が速くて、離されるんじゃないかって思ったけど、後半は自分の方がリズムがよくて、だんだんと得意なところを走れるようになりました」
「規定周回数は16周だと聞いていました。トップに立ってからプッシュしていたら天候が悪くなり、雨のアピールをしていたけれど、渡辺選手がすごい勢いで追いかけてきていてから、赤旗で救われた格好です。とは言え、状況も含めてコントロールできたのかなって思います」
「昨日のレース1よりも今日の方がきつかったです。雨も降ってきたり、タイヤをうまく機能させられずに苦労しました。渡辺選手とはヘアピンで当たってしまったりもあったけれど、最後までクリーンなバトルはできたと思うからよかったです」
■渡辺一樹／YOSHIMURA SERT MOTUL（レース2：2位）
「昨日のレース1は序盤にペースが上げられずに引いてしまった部分があったので、今日は行けるだけ行こうと思っていました。朝のウォームアップ走行で勝負どころで勝負できるセッティングに変更したのですが、アジャストする力が足りなかったかなと思います」
「中須賀選手がトップに出てからも、何とかついていこうとして、タイヤはなるべく温存していたつもりだったけど、じりじり離されてしまいました。雨が強くなり、中須賀選手はペースを落としていたけれど、自分はもう転ぶつもりで思い切って攻めていきました」
「赤旗のタイミングはリミットのちょうどだったと思います。でもライダーとしては、一瞬でも前に出られただけに、このままチェッカーを受けたい！ って思いましたね。ただ、見た目ではトップに出た瞬間が作れてよかったけれど、実際は見た目以上に差があり、ライダーの強さもまだまだ足りないと感じています」
■濱原颯道／Honda Dream RT 桜井ホンダ（レース2：3位）
「スタート前に雨粒を見て怖じ気づいてしまいました。スタートを失敗し、なかなか集団から抜けられませんでした」
「雨がなくなり、ペースを上げたのですが、前のライダーはいなくなるし、また雨が降ってきたからビビっちゃって、なんで赤旗が出ないんだろうって思っていました」
「僕は最後にすごくペースが落ちてしまったけど、加賀山選手がすごい勢いで突っ込んできて、僕が4位になっちゃった途端に赤旗。それでも3位表彰台に上がれてよかったです。内容はしょぼいですが喜んでおきます」
