5月14日、FIM(国際モーターサイクリズム連盟)は2021年シーズンのロードレース世界選手権MotoGPにおけるカレンダーを変更したと発表した。フィンランドGPが中止、スティリアGPが追加されることとなる。
新型コロナウイルスのパンデミックによる渡航の複雑化により、7月9~11日に新設サーキットのキュミリングで開催予定だったフィンランドGPが中止されることとなった。
それと同時にドルナスポーツは、キュミリングでの開催に関して5年間の契約延長に合意し、少なくとも2026年まで開催することに決まった。
また、フィンランドGPの代替として、レッドブル・リンクで開催されるスティリアGPを8月6~8日に開催することを発表。8月13~15日には同地でオーストリアGPが当初から開催予定だったため、レッドブル・リンクで2連戦行われることとなる。
今季、シーズン中にMotoGPの日程が変更されるのはこれが初めて。10月1~3日には日本GPがツインリンクもてぎで開催される予定であることに現状は変わりはない。
そのほか、アルゼンチンGP(アウトドローモ・テルマス・デ・リオ・オンド)とアメリカズGP(サーキット・オブ・ジ・アメリカズ)はシーズン終盤まで延期されており、インドネシアGP(マンダリカ・インターナショナル・ストリート・サーキット)がリザーブトラックとなっていることにも変更はない。
■2021年MotoGPカレンダー(2021年5月14日発表時点)
Round | グランプリ | サーキット | 決勝レース日 |
---|---|---|---|
第1戦 | カタール | ロサイル・インターナショナル・サーキット | 3月28日 |
第2戦 | ドーハ | ロサイル・インターナショナル・サーキット | 4月4日 |
第3戦 | ポルトガル | アウトドローモ・インターナショナル・アルガルベ | 4月18日 |
第4戦 | スペイン | ヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエト | 5月2日 |
第5戦 | フランス | ル・マン-ブガッティ・サーキット | 5月16日 |
第6戦 | イタリア | ムジェロ・サーキット | 5月30日 |
第7戦 | カタルーニャ | カタロニア・サーキット | 6月6日 |
第8戦 | ドイツ | ザクセンリンク | 6月20日 |
第9戦 | オランダ | TT・サーキット・アッセン | 6月27日 |
第10戦 | スティリア | レッドブル・リンク | 8月8日 |
第11戦 | オーストリア | レッドブル・リンク | 8月15日 |
第12戦 | イギリス | シルバーストン・サーキット | 8月29日 |
第13戦 | アラゴン | モーターランド・アラゴン | 9月12日 |
第14戦 | サンマリノ | ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリ | 9月19日 |
第15戦 | 日本 | ツインリンクもてぎ | 10月3日 |
第16戦 | タイ | チャン・インターナショナル・サーキット | 10月10日 |
第17戦 | オーストラリア | フィリップ・アイランド・サーキット | 10月24日 |
第18戦 | マレーシア | セパン・インターナショナル・サーキット | 10月31日 |
第19戦 | バレンシア | リカルド・トルモ・サーキット | 11月14日 |