スーパーバイク世界選手権(SBK)第3戦エミリア・ロマーニャでトップ3に入ったライダーたちが週末を振り返った。
■SBK第3戦エミリア・ロマーニャ 決勝レース1
・Aruba.it Racing – Ducati
マイケル・ルーベン・リナルディ(レース1:優勝)
「ホームグランプリで勝つことができて特別な気分だ。今日は、久しぶりにファンがスタンドに戻ってきたので、さらにエキサイティングなレースとなった。ファンの声援は、いつでもモチベーションを高めてくれる。長く厳しいレースを乗り切るために、自分のペースで走ることを心掛けた。ハードにプッシュしているときに、レイがミスをしたので、その後はプレッシャーが少なくなった。優勝を意識して走った最後の2周は、素晴らしいラップとなった。しかし今は、明日の2つのレースに出来る限り集中する必要がある」
・Pata Yamaha with BRIXX WorldSBK
トプラク・ラズガットリオグル(レース1:2位)
「予選で好タイムを記録し、2番グリッドからスタートし2位を獲得できた。しかし、レース自体にはあまり満足していない。なぜなら序盤の数ラップでコーナー進入でリヤタイヤを激しくスライドさせてしまったんだ。(ジョナサン・)レイと(マイケル・ルーベン・)リナルディについて行きたかったが、それができずに離されてしまい、後ろにいた(スコット・)レディングとバトルすることになった。とは言え、2位でチェッカーを受けて大きなポイントを獲得できたことを喜ぶべきだろう。明日はもう少し状況を改善するためにセッティング変更を試みる予定だ。リナルディはとても速い。彼と勝利を競り合いたいね。スーパーポールレースから好ポイントと好ポジションを目指し、レース2で優勝を狙っていくよ!」
・Kawasaki Racing Team WorldSBK
ジョナサン・レイ(レース1:3位)
「今回のレースでは新しいフロントタイヤを選択した。スーパーポールで使ってみてかなり良かったけど10周しか走っていなかったので情報が少なかった。特にレース中は気温のせいでタイヤに熱を入れすぎたようだ。(10周目の)コースアウト後、再びバトルに参加し(2番手のトプラク・)ラズガットリオグルとの差がまだあったとき、タイヤはよく感じたけど完璧ではなかった。だから明日は通常のフロントタイヤで速く走れるかどうか検討する必要がある」
「新しいタイヤはブレーキにある程度の自信を持つことができたが、レースの終わりまで戦う必要がある。最後のラップでペースは良かったけど、ターン1でリズムを乱し(マイケル・ルーベン・)リナルディを逃がしてしまった。今日の彼は本当に素晴らしかったしペースも良かった。レース1でふたりから多くのことを学んだので、明日はもっと準備ができているはずだ」