MotoGP第8戦ドイツGPのフリー走行1回目、2回目がザクセンリンクで行われ、MotoGPクラスではミゲール・オリベイラ(レッドブル・KTM・ファクトリーレーシング)が初日を総合トップで終えた。中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は総合6番手。また、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)はフリー走行1回目でトップだったものの、初日総合としては12番手だった。
ドイツGPは、新型コロナウイルス感染症の影響により2020年の開催が中止されたため、2年ぶりに行われた。このレースウイークには、アレックス・リンス(チーム・スズキ・エクスター)が復帰した。リンスは、前戦カタルーニャGPのセッションが始まる前の6月3日木曜日、コース上での自転車トレーニング中に転倒。右手橈骨を骨折し、カタルーニャGPを欠場。転倒した翌日には、右手の骨折部分をネジで固定する手術を受け、その後リハビリに取り組んでいた。
フリー走行1回目は気温29度、路面温度36度のドライコンディションで始まった。セッション序盤にはポル・エスパルガロ(レプソル・ホンダ・チーム)やホルヘ・マルティン(プラマック・レーシング)、ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)が転倒を喫する。クアルタラロの転倒は12コーナーで高速でのクラッシュで、起き上がってから右肩を気にするそぶりを見せた。
こうした中、セッション序盤にトップタイムをマークしたのは、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)。マルク・マルケスは新しいウイングレットを装着しての走行となった。2番手には中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)がつけ、開始20分過ぎには3番手にポル・エスパルガロが浮上し、ホンダが一時、トップ3を占めた。
残り時間が15分になると、序盤に転倒を喫したクアルタラロが2番手に浮上。終盤に入っても上位のポジションに大きな変動はなく、マルク・マルケスがトップでこのセッションを終えた。
2番手はクアルタラロ、3番手は中上、4番手はポル・エスパルガロで、5番手がアレイシ・エスパルガロ(アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ)で、トップ5のうち3人がホンダライダーだった。
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