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MotoGP ニュース

投稿日: 2021.06.20 21:55
更新日: 2021.06.21 09:10

MotoGP第8戦ドイツGP:M.マルケス、復活の優勝。オリベイラの猛追を振り切り、1年半ぶりに表彰台の頂点に立つ

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MotoGP | MotoGP第8戦ドイツGP:M.マルケス、復活の優勝。オリベイラの猛追を振り切り、1年半ぶりに表彰台の頂点に立つ

 MotoGP第8戦ドイツGPの決勝レースがザクセンリンクで行われ、MotoGPクラスはマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)が優勝を果たした。復帰後初、約1年半ぶりの勝利となった。中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は13位でレースを終えた。
 
 決勝レースのスターティンググリッドは、予選後に変更が発生した。エネア・バスティアニーニ(アビンティア・エスポンソラーマ)のQ1におけるスロー走行に対してペナルティが科され、3グリッド降格となった。バスティアニーニは15番手のタイムを記録していたが、このペナルティにより18番グリッドとなり、バレンティーノ・ロッシ(ペトロナス・ヤマハSRT)、ジョアン・ミル(チーム・スズキ・エクスター)、フランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)のグリッドがひとつずつ繰り上がっている。
 
 決勝レースは気温29度、路面温度39度のドライコンディション。空には雲が広がり、この週末の同じ時間帯としては低めの路面温度となった。
 
 好スタートを切ったのはフロントロウの面々やマルク・マルケスだったが、ホールショットを奪ったのは3番グリッドスタートのアレイシ・エスパルガロ(アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ)。2番手にはマルク・マルケス、3番手にはヨハン・ザルコ(プラマック・レーシング)がつけ、少し離れてファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)、ジャック・ミラー(ドゥカティ・レノボ・チーム)などが追う展開。
 
 先頭をキープしていたアレイシ・エスパルガロだったが、最終コーナーでマルク・マルケスがブレーキングでアレイシ・エスパルガロのインを抑え、オーバーテイク。マルク・マルケスがトップに浮上した。2周目、アレイシ・エスパルガロが12コーナーでマルク・マルケスに仕掛けるも、マルク・マルケスが続く最終コーナーでトップを奪還する。
 
 ザクセンリンクは左回りのサーキットで、左コーナーが10あるのに対し、右コーナーが3つしかなく、右腕の回復途中であるマルク・マルケスにとっては身体的な負荷が比較的少ないと言及していた。ただ、ザクセンリンクは4kmにも満たない短いサーキットで、30周の長丁場でもある。
 
 5周目を終えて、トップは依然としてマルク・マルケス。2番手はアレイシ・エスパルガロ、3番手にはザルコが続く。4番手はミラー、そして5番手にはミゲール・オリベイラ(レッドブル・KTM・ファクトリーレーシング)が浮上、クアルタラロは6番手に後退した。さらに、13番グリッドスタートのブラッド・ビンダー(レッドブル・KTM・ファクトリーレーシング)が7番手にポジションを上げていた。
 
 8周目にはミラーがザルコを交わして3番手に浮上。さらに9周目、雨が落ちてきたことを知らせるレッドクロスのフラッグが振られて、ホワイトフラッグが提示され、バイクの乗り換えが可能となった。
 
 そうする間にミラーがアレイシ・エスパルガロを交わして2番手に浮上。さらにオリベイラもアレイシ・エスパルガロをオーバーテイクし、3番手に浮上する。マルク・マルケスはこのとき、2番手のミラーに対し、1.7秒以上の差を築いていた。
 
 11周目、オリベイラがミラーをとらえた。2番手がオリベイラ、3番手はミラー。その後方には4番手のアレイシ・エスパルガロ、5番手のクアルタラロと、6番手に後退したザルコ、7番手のビンダーが続く。


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