MotoGP第9戦オランダGPの予選がTT・サーキット・アッセンで行われ、MotoGPクラスでフロントロウを獲得したマーベリック・ビニャーレス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)、ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)、フランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)が会見に出席。予選を振り返り、決勝レースへの展望を語った。
■マーベリック・ビニャーレス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)/予選:ポールポジション
「僕たちはいいレベルにいると思う。できることに自信はある。フリー走行1回目はよかった。グリップはよく、速く走れた。ただ、グリップがないときに速く走れないというのが問題なんだ。いろいろ試しているところだ」
「この週末は、何も(バイクを)変えていないんだ。そうやって取り組んだのはよかった。とても満足しているよ。明日はチャンスだと思う。最大限に攻めるだろう。結果は重要ではなく、最初から最後まで全力で攻められることが大事だ」
「バイクは変更していない。ただ、グリップが路面にあり、タイヤのグリップがあれば、速く走ることができる。このバイクの場合、グリップがなければ何もできない。(前戦)ザクセンリンクでこの速さがなかったのはどうしてなのか、ここ(アッセン)ではバイクで思うように走ることができるのか、違いを確認しないといけない。でも最終的にライダーとして言えるのは、グリップが高いなら速くいけるということだ」
■ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)/予選:2番手
「最後のアタックで、10コーナーで少しばかり限界を超えてしまったんだ、ちょっとリヤがロックしてしまった。でも、こういう予選のように、限界まで攻めることは大事だ。全体としては、今週ソフトタイヤにいいフィーリングがなくて、でもフリー走行4回目ではリヤに履いたミディアムタイヤがよかった。それに、ハードタイヤもね。ペースがいいと感じていた」
「また、最初にミディアムタイヤを履いたときには、ちょっと気を遣いすぎていたと思う。ミディアムタイヤはよかったと思うけれど、ハードも同じような感じだ。暖かさにもよるけれど、どちらのタイヤでも走ることができるみたいだ」
「いいペースはあると思う。でも、バルセロナ(第7戦カタルーニャGP)でもそうだった。すごくいいペースがあったのに、想定していたようにはいかなかった。ペースはすごく大事。ただ、バルセロナではヨハン(・ザルコ)がそれまでペースはあまりよくなかったのに、レースでは優勝に近かった。だから、ペースばかりがすごく大事なのではないと思っている。多くの周回でいいフィーリングがバイクにあるということが大事だ。レースでは何もかも起こる可能性がある」