6月27日、2021年MotoGP第9戦オランダGP MotoGPクラスの決勝がオランダのTT・サーキット・アッセンで行われ、中上貴晶（LCRホンダ・イデミツ）は9位入賞となった。
今季ベストグリッドの4番手から決勝に臨んだ中上は、好スタートを切り序盤で3番手に浮上。さらに前を走るフランセスコ・バニャイア（ドゥカティ・レノボ・チーム）と2番手争いを繰り広げた。
1分33秒台の好タイムで周回していた中上は、レース中盤にコースアウトを喫し一気にポジションを下げてしまった。レース後半ではマルク・マルケス（レプソル・ホンダ・チーム）らの6番手争いの集団と戦い最終的に9位でフィニッシュした。
サマーブレイク明けの8月6～8日からオーストリアで2連戦が行われる。今回は表彰台獲得のチャンスを失ってしまった中上だが、再び上位争いを期待したい。
■LCRホンダ・イデミツ
中上貴晶（決勝：9位）
「非常にポジティブなレースでした。序盤からプッシュし、3番手につけることができました。バニャイアをオーバーテイクしようとしましたが、抜いてもすぐに抜き返される難しい戦いでした。しかし、全体的なレースパフォーマンスには満足しています。もちろん、レース中盤に大きなミスをして順位を下げてしまったのは残念ですが、でも、マシンのフィーリングには満足しています。レース中に2番手や3番手を走れたのはよかったと思います。チームに感謝しています。夏休み明けのオーストリアでの2レースがとても楽しみです」
