7月6日、FIM(国際モーターサイクリズム連盟)は2021年シーズンのロードレース世界選手権MotoGPにおけるカレンダーを変更したと発表した。オーストラリアGPがキャンセルされて、アルガルベGP(ポルトガル)が追加。マレーシアGPの開催日程が変更されることとなった。
新型コロナウイルスによる渡航の厳しさ、物流がいまだ制限されていることにより、FIM、IRTA(国際ロードレーシングチーム連盟)、MotoGPを統括するドルナスポーツが2021年MotoGPのスケジュール変更を認証した。
それにより、10月22~24日にフィリップ・アイランド・サーキットで開催される予定だったオーストラリアGPが中止されることとなった。
この変更により、11月5~7日にアウトドローモ・インターナショナル・アルガルベで第18戦アルガルベGPが追加された。アルガルベでは4月16~18日に第3戦ポルトガルGPが行われたため、今季2度目の開催となる。
また、セパン・インターナショナル・サーキットで開催されるマレーシアGPが1週間前倒しされ、第18戦から第17戦の位置づけへと変更された。開催日は10月22~24日となる。
そのほか、延期後に日程が決定していないアルゼンチンGP(アウトドローモ・テルマス・デ・リオ・オンド)、リザーブトラックとして登録されているインドネシアGP(マンダリカ・インターナショナル・ストリート・サーキット)は今後の状況により開催される可能性を残している。
■2021年MotoGPカレンダー(2021年7月6日発表時点)
Round | グランプリ | サーキット | 決勝レース日 |
---|---|---|---|
第1戦 | カタール | ロサイル・インターナショナル・サーキット | 3月28日 |
第2戦 | ドーハ | ロサイル・インターナショナル・サーキット | 4月4日 |
第3戦 | ポルトガル | アウトドローモ・インターナショナル・アルガルベ | 4月18日 |
第4戦 | スペイン | ヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエト | 5月2日 |
第5戦 | フランス | ル・マン-ブガッティ・サーキット | 5月16日 |
第6戦 | イタリア | ムジェロ・サーキット | 5月30日 |
第7戦 | カタルーニャ | カタロニア・サーキット | 6月6日 |
第8戦 | ドイツ | ザクセンリンク | 6月20日 |
第9戦 | オランダ | TT・サーキット・アッセン | 6月27日 |
第10戦 | スティリア | レッドブル・リンク | 8月8日 |
第11戦 | オーストリア | レッドブル・リンク | 8月15日 |
第12戦 | イギリス | シルバーストン・サーキット | 8月29日 |
第13戦 | アラゴン | モーターランド・アラゴン | 9月12日 |
第14戦 | サンマリノ | ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリ | 9月19日 |
第15戦 | アメリカズ | サーキット・オブ・ジ・アメリカズ | 10月3日 |
第16戦 | タイ | チャン・インターナショナル・サーキット | 10月17日 |
第17戦 | マレーシア | セパン・インターナショナル・サーキット | 10月24日 |
第18戦 | アルガルベ | アウトドローモ・インターナショナル・アルガルベ | 11月7日 |
第19戦 | バレンシア | リカルド・トルモ・サーキット | 11月14日 |