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MotoGP ニュース

投稿日: 2021.07.22 17:55
更新日: 2021.07.22 18:24

ギャレット・ガーロフ、2022年もヤマハからSBKに継続参戦。MotoGPでは若手ライダーを起用か

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MotoGP | ギャレット・ガーロフ、2022年もヤマハからSBKに継続参戦。MotoGPでは若手ライダーを起用か

 7月22日、スーパーバイク世界選手権(SBK)に参戦しているヤマハ・モーター・ヨーロッパは、ギャレット・ガーロフと1年間の契約に合意して、2022年までSBKに継続参戦させると発表した。

 ガーロフは、MotoAmericaAMA/FIM北米ロードレース選手権のスーパースポーツで2016、2017年と2度王者に輝き、2019年は最高峰のスーパーバイクで4勝を挙げたアメリカ人ライダーだ。

 2020年にはヤマハのインディペンデントチームであるGRTヤマハからSBKデビューを果たし、3度の表彰台を獲得。2021年も継続参戦しており、4戦終了時点で2度の表彰台獲得と躍進を見せている。

 そんなガーロフは2020年MotoGP第13戦ヨーロッパGPで新型コロナウイルスに感染したバレンティーノ・ロッシの代役としてモンスターエナジー・ヤマハMotoGPのヤマハYZR-M1を駆りフリー走行1回目と2回目を走行した経験を持つ。

2021年MotoGP第9戦オランダGP:ギャレット・ガーロフ(ペトロナス・ヤマハSRT)
2021年MotoGP第9戦オランダGP:ギャレット・ガーロフ(ペトロナス・ヤマハSRT)

 さらに、今季のMotoGP第9戦オランダGPでは、怪我で欠場したフランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)の代役として参戦。22番手グリッドから17位で完走を果たした。

 また、ヤマハは、MotoGPライダーのマーベリック・ビニャーレス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)と契約を今シーズン末で終了。そして成績が低迷しているロッシが継続参戦しないことも噂され、ヤマハのシートがふたつ空く可能性が出てている。

 そのため、ガーロフがMotoGPに移ることが予想されていたが、今回SBKに継続参戦することが決定した。7月2日にはヤマハからSBKに参戦しているトプラク・ラズガットリオグルも2023年までSBKに継続参戦することが決まったため、ヤマハはSBKからMotoGPライダーを選択せず、Moto2ライダーなどの若手に絞ることにしたようだ。

2021SBK:ギャレット・ガーロフ(GRTヤマハ・ワールドSBKチーム)
2021SBK:ギャレット・ガーロフ(GRTヤマハ・ワールドSBKチーム)

 ガーロフは、「ヤマハと契約でき、来年も継続参戦することにとてもうれしく思う。この1年半、ヨーロッパで素晴らしい時間を過ごすことができ、自分自身、GRTヤマハ・ワールドSBKチーム、そしてヤマハYZF-R1の進歩にとても満足している」とコメントした。

「今シーズンは着実に前進しており、常に表彰台を狙えるようになったが、まだまだ足りない。ドニントン・パークで初優勝まであと一歩のところまで来ていた。ヤマハとチームのサポートがあれば、シーズンが終わる前に初優勝できると確信している」


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