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MotoGP ニュース

投稿日: 2021.08.16 18:37
更新日: 2021.08.16 19:02

ヤマハ離脱のビニャーレス、2022年からアプリリアに移籍。オプションを含む1年契約に合意

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MotoGP | ヤマハ離脱のビニャーレス、2022年からアプリリアに移籍。オプションを含む1年契約に合意

 8月16日、ロードレース世界選手権MotoGPに参戦しているアプリリア・レーシングは、マーベリック・ビニャーレスとの間で2022年の参戦に関して、更新のオプションを含む1年契約に合意したことを発表した。

 アプリリアは現在、グレシーニ・レーシングとともに『アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ』として1チーム2台のアプリリアRS-GPでMotoGPに参戦している。しかし、グレシーニ・レーシングは2022年からドゥカティのマシンを使用するため、アプリリアはファクトリー体制で参戦することとなった。

 そんなアプリリアは昨年、アレイシ・エスパルガロと2021~2022年まで2年間契約を締結している。そして今回、ビニャーレスとオプションを含む1年契約に合意したことで来季の布陣が決定した。

2022年からアプリリアでMotoGPを戦うマーベリック・ビニャーレス
2022年からアプリリアでMotoGPを戦うマーベリック・ビニャーレス

 ビニャーレスは2011年に125ccクラスからデビューを果たしたスペイン人ライダー。2012年からはMoto3クラスに参戦し、2年目にチャンピオンを獲得。翌2014年はMoto2クラスにステップアップするとランキング3位に入り、2015年から最高峰のMotoGPクラスに昇格した。

MotoGP第12戦イギリスGP マーベリック・ビニャーレス(チーム・スズキ・エクスター)
MotoGP第12戦イギリスGP マーベリック・ビニャーレス(チーム・スズキ・エクスター)

 MotoGPクラスでは2年間はスズキでアレイシ・エスパルガロとともにしのぎを削る。そして2017年からヤマハのファクトリーチームに移籍した。当初のチーム名はモビスター・ヤマハ・MotoGPで、現在はモンスターエナジー・ヤマハMotoGPから参戦し、5年目を迎える。

 しかし、2020年1月28日にヤマハと2021年から2022年まで2年間の契約延長について合意していたが、ビニャーレスが今季限りで契約を終了することをヤマハに要請。両者が2年契約を途中解除することに合意したため、ビニャーレスは2021年でヤマハを離脱することになった。

マーベリック・ビニャーレス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)/2021MotoGP第10戦スティリアGP
マーベリック・ビニャーレス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)/2021MotoGP第10戦スティリアGP

 そして、来季からスズキでチームメイトだったアレイシ・エスパルガロとRS-GPを駆りアプリリアのファクトリーチームでMotoGPに参戦する。また、テストライダーについては明かされていないが、ロレンツォ・サバドーリは来シーズンもアプリリアに在籍するため、現在テストを行っているアンドレア・ドヴィツィオーゾがアプリリアに残るかはわかっていない。

 アプリリア・レーシングの最高経営責任者であるマッシモ・リボラは「我々は、最高峰クラスで最も純粋な才能を持ち、非常にハイレベルのライダーであるマーベリック・ビニャーレスと契約したことを発表できることを大変嬉しく思う」と述べた。

「私たちのプロジェクトは、MotoGPのトップライダーとしての才能を持ち、世界チャンピオンであるマーベリックがもたらす価値によって、さらに豊かなものになった。大きな変化の時期に、完全に改良されたバイクをサーキットに持ち込み、常にトップのグループに加わり、主役の一角を占めることができ、アプリリアを成功に導くためには、ファクトリーチームとしての立場も変えていかなければならない」

「私たちの最高の技術をビニャーレスに提供できることを光栄に思うとともに、私たちの熱意と情熱を伝えたいと思う。彼もアレイシと同様に、この大きな可能性を秘めたプロジェクトに参加してくれると確信している」

「マーベリックの加入によってロレンツォ・サバドーリがチームから離れることはない。彼は今後もアプリリア・レーシング・ファミリーの一員であり続ける」


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