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投稿日: 2021.08.20 17:34
更新日: 2021.08.20 17:47

ヤマハ、ビニャーレスとの契約を即時終了。2021年残りのレースは代役ライダーを起用/MotoGP


MotoGP | ヤマハ、ビニャーレスとの契約を即時終了。2021年残りのレースは代役ライダーを起用/MotoGP

 8月20日、ヤマハ発動機株式会社は、ロードレース世界選手権MotoGPに参戦しているマーベリック・ビニャーレスと2021シーズン終了までとしていた契約を即時に終了することで合意したと発表した。

 モンスターエナジー・ヤマハMotoGPからMotoGPクラスに参戦しているビニャーレスは、2020年1月28日にヤマハと2021年から2022年まで2年間の契約延長について合意していた。

 しかし、ビニャーレスが2021年シーズン限りで契約を終了することをヤマハに要請。6月末に両者が2年契約を途中解除することに合意したため、ビニャーレスは2021年でヤマハを離脱することになった。

2位表彰台を獲得したマーベリック・ビニャーレス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)/2021MotoGP第9戦オランダGP
2位表彰台を獲得したマーベリック・ビニャーレス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)/2021MotoGP第9戦オランダGP

 ところが、MotoGP第10戦スティリアGPの決勝レースで、ビニャーレスはレースの終盤に何度もレブリミットまでエンジンを回すなど危険なマシン操作を行った。

 それにより、8月12日にヤマハが声明を発表し、ヤマハYZR-M1のエンジンに重大なダメージを与える可能性があり、本人に深刻なリスクを引き起こし、他のライダーにも危険をもたらす可能性があることからチームはビニャーレスを第11戦オーストリアGPのエントリーから取り下げた。

2022年からアプリリアでMotoGPを戦うマーベリック・ビニャーレス
2022年からアプリリアでMotoGPを戦うマーベリック・ビニャーレス

 また、8月16日にはアプリリア・レーシングが、マーベリック・ビニャーレスとの間で2022年の参戦に関して、更新のオプションを含む1年契約に合意したことを発表している。

 この一連の出来事を受けて、ヤマハはビニャーレスと慎重に検討した結果、即時に契約を終了することで合意に至ったという。そのため、ビニャーレスは第12戦イギリスGPからはヤマハからMotoGPに参戦することはない。また、ヤマハは代役ライダーをまだ発表していない。

 ビニャーレスは「アッセンで1年早い関係解消を決定し、同時に、今シーズン終了まで両者は最大限に努力することで合意していた。しかしスティリアGPは、残念ながら期待した結果を残すことができなかった」と語った。

「これを受けて両者が慎重に検討した結果、このパートナーシップをすぐに終了することが最善であるということで合意した。素晴らしい機会を与えてくれたヤマハに心から感謝している。また4年半の活動におけるサポートにも感謝し、ともに達成した成果を誇りに思う。これからも常にヤマハに敬意をはらい、彼らの活躍を祈っている」

2021年MotoGP第9戦オランダGP マーベリック・ビニャーレス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)
2021年MotoGP第9戦オランダGP マーベリック・ビニャーレス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)

 ヤマハ・モーター・レーシング・マネジング・ディレクターのリン・ジャービスはこの件を以下のように説明する。

「ヤマハとビニャーレス選手はアッセンにおいて、2022年までの契約を短縮し、2021シーズンをもって契約を終了することで合意したと発表した。これにより、今シーズン最終戦までチームはフルサポートを保証し、ビニャーレス選手は最大限に努力して、このプロジェクトをしっかり成し遂げようと約束した」

「しかし、スティリアGPを良い形で終えることができず、双方が慎重に検討した結果、契約を早めに終了することが互いにとって良いだろうという結論に達した。これにより、ライダーは自ら選んだ未来に向けて歩みだすことができ、チームも、代わりとなるライダー(未定)とともに戦う2021シーズンの残りのレースに集中できるからだ」

「ビニャーレス選手には心からの感謝を伝えたいと思う。これまでの良き思い出を大切にし、4年半にわたる協力関係のなかで達成した8回の優勝、24回の表彰台、2017年と2019年のランキング3位獲得などの活躍に感謝する。そしてビニャーレス選手の今後のさらなる活躍に期待する」


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