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MotoGP ニュース

投稿日: 2021.09.19 06:38
更新日: 2021.09.19 14:44

ヨシムラがトップ快走。TSRホンダ、ランク首位のSRCカワサキにアクシデント/2021EWC第3戦ボルドール24時間 8時間経過後

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MotoGP | ヨシムラがトップ快走。TSRホンダ、ランク首位のSRCカワサキにアクシデント/2021EWC第3戦ボルドール24時間 8時間経過後

 9月18~19日、フランスのポール・リカール・サーキットで開催されているFIM世界耐久選手権(EWC)2021シーズン第3戦ボルドール24時間耐久ロードレースが現地時間18日の15時にスタートしてから8時間が経過した。現在トップはヨシムラSERT Motulで、2番手が同一周回のYART – Yamaha Official Team EWC、3番手は2ラップ遅れのERC Endurance Ducatiが続いている。

 41台が出場し、ドライコンディションとなった決勝レースで、ホールショットを奪ったのはポールスタートのヨシムラSERT Motul。F.C.C. TSR Honda France(TSRホンダ)が2番手に続くが、オープニングラップはトップがヨシムラSERT Motul、2番手がWEBIKE SRC KAWASAKI FRANCE TRICKSTAR(SRCカワサキ)、3番手にTSRホンダと続く。

2021EWC第3戦ボルドール24時間 スタートシーン
2021EWC第3戦ボルドール24時間 スタートシーン

 4番手はVRD IGOL EXPERIENCES、5番手はBMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAM(BMWモトラッド)となり、9番手がERC Endurance Ducati(ERCドゥカティ)、10番手が今大会もスタートで出遅れたYART – Yamaha Official Team EWC(YARTヤマハ)だ。また、OG Motorsport BY Sarazinは渥美心がスタートライダーを務め、20番手付近を維持する。

レース序盤の3台によるトップ争い/2021EWC第3戦ボルドール24時間
レース序盤の3台によるトップ争い/2021EWC第3戦ボルドール24時間

 3周目にはSRCカワサキがトップを奪い、5周目にはTSRホンダ、7周目はヨシムラSERT Motulとこの3台がトップを入れ替えつつレースをリードする。25分が過ぎた14周目にはYARTヤマハが追い上げて3番手に上がり、4台が集団となりトップを争う展開に。

レース序盤の4台によるトップ争い/2021EWC第3戦ボルドール24時間
レース序盤の4台によるトップ争い/2021EWC第3戦ボルドール24時間

 スタートから約30分が過ぎると、BMWモトラッドのマシンにバイブレーションがあり緊急のピットイン。10番手から37番手にポジションを落とす。そして、YARTヤマハはトップに浮上した。

 42分過ぎに、SRCカワサキがルーティンのピットイン。SRCカワサキから2周遅れでTSRホンダ、その翌周にYARTヤマハ、その翌周にヨシムラSERT Motulとトップ4チームのピットに入るラップがいきなり分かれた。

 1度目のピットルーティン後はヨシムラSERT Motulが首位、高橋裕紀に交代したTSRホンダが2番手、3番手はSRCカワサキ、4番手はYARTヤマハと各車が数秒のマージンを築き走行を続ける。

高橋裕紀(F.C.C. TSR Honda France)/2021EWC第3戦ボルドール24時間
高橋裕紀(F.C.C. TSR Honda France)/2021EWC第3戦ボルドール24時間

 1時間25分、TSRホンダの高橋が転倒したようで20秒ほどロスし、4番手に落ちるが挽回していく。

 その後、SRCカワサキ、TSRホンダ、YARTヤマハ、ヨシムラSERT Motulの順で2度目のピットイン。早くも燃費の差が顕著となっている。また、TSRホンダはマシン右側の修復に時間を要し11番手でコースに復帰した。

ヨシムラSERT Motul/2021EWC第3戦ボルドール24時間
ヨシムラSERT Motul/2021EWC第3戦ボルドール24時間

 1時間40分、トップからヨシムラSERT Motul、SRCカワサキ、YARTヤマハ、ERCドゥカティ、TATI TEAM BERINGER RACING、VRD IGOL EXPERIENCES、MOTO AINとなる。

 その後もトップ5は変わらないが、以降は順位を入れ替えることもあり、BMWモトラッドやTSRホンダもポジションを戻していく。

 2時間40分、TSRホンダが6番手まで、BMWモトラッドが7~8番手まで順位を上げる。3時間15分、トップのヨシムラSERT Motulが100ラップを迎えた。

マシン修復中のF.C.C. TSR Honda France/2021EWC第3戦ボルドール24時間
マシン修復中のF.C.C. TSR Honda France/2021EWC第3戦ボルドール24時間

 3時間25分、高橋にライダー交代をしたTSRホンダが1コーナーで2度目の転倒を喫す。4ラップの走行でピットに戻ってガレージで修復作業を行い、8分程のロスがあり23番手までポジションを落とした。

 4時間が経過した時点では、トップは変わらずヨシムラSERT Motul、2番手はYARTヤマハで他よりピットルーティンが早いSRCカワサキが3番手と入れ替わっており、4番手はTATI TEAM、5番手はERCドゥカティ、6番手がBMWモトラッドとなっている。渥美心が参戦するOG Motorsport BY Sarazinは順位を維持して19番手だ。

ERC Endurance Ducati/2021EWC第3戦ボルドール24時間
ERC Endurance Ducati/2021EWC第3戦ボルドール24時間

 4時間13分、ERCドゥカティが4番手、4時間50分にBMWモトラッドが5番手でTATI TEAMは6番手に落ちた。6時間が経過した段階では、ヨシムラSERT Motul、YARTヤマハ、SRCカワサキ、ERCドゥカティまでが同一周回だ。渥美心のOG Motorsport BY Sarazinは15番手だ。

 6時間50分が経過すると、3番手のSRCカワサキにエンジントラブルが発生。緊急のピットインするもバルブが壊れたためリタイアとなる。さらに、6番手だったTATI TEAMもトラブルでピットに入り、カワサキの2チームが戦線離脱を余儀なくされる。

 7時間が過ぎると、TSRホンダは8番手までポジションを戻した。渥美心を擁すOG Motorsport BY Sarazinは総合12番手でSSTクラスでは4番手とクラス表彰台を狙える位置で快走を見せる。

BMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAM/2021EWC第3戦ボルドール24時間
BMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAM/2021EWC第3戦ボルドール24時間

 7時間23分頃、4番手のBMWモトラッドのマシンがコース上で止まり、ピットに戻るため約12分タイムロスして30番手付近までポジションを落とした。

YART - Yamaha Official Team EWC/2021EWC第3戦ボルドール24時間
YART – Yamaha Official Team EWC/2021EWC第3戦ボルドール24時間
ERC Endurance Ducati/2021EWC第3戦ボルドール24時間
ERC Endurance Ducati/2021EWC第3戦ボルドール24時間

 レース開始から3分の1となる8時間が過ぎると1番手が245周目のヨシムラSERT Motul、2番手は同一周回のYARTヤマハ、3番手は2ラップ遅れのERCドゥカティが続いている。TSRホンダは7番手、OG MOTORSPORT BY SARAZINは11番手(SSTクラス4番手)だ。6台リタイアしたため、35台で残りの16時間レースを戦う。

 8時間経過後のポイントランキングでは、首位がヨシムラSERT Motulが91ポイント、2番手がTSRホンダで89ポイント、3番手がSRCカワサキで87ポイント、4番手がBMWモトラッドで84ポイントと4チームが接戦だ。

WEBIKE SRC KAWASAKI FRANCE TRICKSTAR/2021EWC第3戦ボルドール24時間
WEBIKE SRC KAWASAKI FRANCE TRICKSTAR/2021EWC第3戦ボルドール24時間


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