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MotoGP ニュース

投稿日: 2021.09.27 09:31
更新日: 2021.09.27 09:46

SBK第10戦スペイン:チャンピオンシップリーダーのラズガットリオグルが2勝。レイとのポイント差を20に拡大

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MotoGP | SBK第10戦スペイン:チャンピオンシップリーダーのラズガットリオグルが2勝。レイとのポイント差を20に拡大

 スーパーバイク世界選手権(SBK)スペインラウンドがヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで行われ、レース1、レース2ともにトプラク・ラズガットリオグル(パタ・ヤマハwith BRIXXワールドSBK)が優勝した。野左根航汰(GRTヤマハ・ワールドSBKチーム)はレース1で13位フィニッシュしている。
 
 今大会は、土曜日に行われたスーパースポーツ世界選手権300(WSS300)の決勝レース1でアクシデントが発生。ディーン・ベルタ・ビニャーレスが逝去する悲しいニュースとなってしまった。土曜日はSBKとスーパースポーツ世界選手権(WSS)の決勝レース1がキャンセルとなっている。日曜日の10時15分(現地時間)、ディーン・ベルタ・ビニャーレスの死を悼み、1分間の黙とうが捧げられた。
 

■レース1:ランキングトップのラズガットリオグルが優勝

 今大会には前戦カタルーニャで転倒、負傷したチャズ・デイビス(チーム・ゴーイレブン)、トム・サイクス(BMWモトラッド・ワールドSBKチーム)が欠場。デイビスの代役としてロリス・バス、サイクスの代役としてユージン・ラバティが参戦している。
 
 SBKのレース1は日曜に行われ、スーパーポール・レースはキャンセルとなった。土曜日に行われたスーパーポールの結果により、ポールポジションにトプラク・ラズガットリオグル(パタ・ヤマハwith BRIXXワールドSBK)、2番グリッドにアレックス・ロウズ(カワサキ・レーシングチーム・ワールドSBK)、3番グリッドにジョナサン・レイ(カワサキ・レーシングチーム・ワールドSBK)、野左根航汰(GRTヤマハ・ワールドSBKチーム)は16番グリッドに並んだ。
 
 レース1は気温22度、路面温度29度のドライコンディション。序盤、3番グリッドからスタートしたレイがレースをリード。そのすぐ後ろにはラズガットリオグルが続く。レイとラズガットリオグルの二人が後続を引き離し、約1秒離れたところを3番手のアンドレア・ロカテッリ(パタ・ヤマハwith BRIXXワールドSBK)、4番手にスコット・レディング(Aruba.it レーシング-ドゥカティ)が走行していた。
 
 チャンピオンシップを争うランキング2番手のレイとランキングトップのラズガットリオグルはコース上でも火花を散らす。その差は0.1秒から0.2秒ほど。均衡を保っていたが、7周目に6コーナーでラズガットリオグルがレイに接近。その際二人が接触しかけ、レイはややラインを外し、ラズガットリオグルは一瞬バイクを起こして挙動を乱す。このため3番手のロカテッリ、4番手のレディングに接近を許す結果となった。
 
 しかし10周目を迎えるころには再びレイ、ラズガットリオグルのトップ2が3番手のロカテッリを引き離す。トップ争いはまたしてもレイとラズガットリオグルの一騎打ちとなった。
 
 残り7周、再びレイとの差を詰めたラズガットリオグルは1コーナーでハードブレーキング。先行してコーナーを立ち上がると、レイのオーバーテイクに成功した。トップに立ったラズガットリオグルは、レイとの差を少しずつ大きくしていく。
 
 ラズガットリオグルはレイに追いつかれることなく、トップでチェッカーを受けて優勝を飾った。2位はレイ。3位はロカテッリとのポジション争いを展開したレディングが獲得した。
 
 4位フィニッシュはロカテッリ、5位はアルバロ・バウティスタ(チームHRC)、6位はデイビスの代役として参戦したバズだった。野左根は13位でレースを終えた。
 

■レース2:レディングとの優勝争いをラズガットリオグルが制す


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