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MotoGP ニュース

投稿日: 2021.11.13 19:04
更新日: 2022.01.12 21:52

MIEレーシング、2022年はメルカドとシャーリンの2台体制でSBK参戦

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MotoGP | MIEレーシング、2022年はメルカドとシャーリンの2台体制でSBK参戦

 11月12日、スーパーバイク世界選手権(SBK)に参戦しているMIEレーシング・ホンダ・チームは、2022年は2台体制に拡大し、レアンドロ・メルカドとハフィス・シャーリンを起用すると発表した。

 森脇緑代表が率いるMIEレーシングは、2019年にSBKに参戦したモリワキ・アルティア・ホンダ・レーシングを引き継いだチームだ。チェコのプラハを拠点としており、2020年からホンダCBR1000RR-Rを使用してSBKに参戦している。

 2020年は高橋巧とジョルディ・トーレスを擁して参戦する予定だったが、第1戦は高橋のみ参戦。トーレスが離脱したことから第2戦からロレンツォ・ガベリーニを起用して高橋と2台体制で参戦した。しかし、第5戦からアルティアレーシングとのパートナーシップが打ち切られたことで、再び高橋の1台体制で戦った。

2021SBK:MIEレーシング・ホンダ・チームのホンダCBR1000RR-R
2021SBK:MIEレーシング・ホンダ・チームのホンダCBR1000RR-R

 そして、今シーズンはレアンドロ・メルカドを起用して1台体制でエントリー。ところが、開幕戦の後にアラゴンで得た多くのデータを使用して、ホンダCBR1000RR-Rの開発に専念することを発表し、第2戦から第4戦は休戦した。

 そんなMIEレーシングは来季から2台体制となり、メルカドを継続参戦させ、新たにシャーリンを加入させると発表した。

 シャーリンは、2011年から2013年までワイルドカードでMoto2クラスを数戦経験するが、2014年からフル参戦を開始。2018年と2019年はMotoGPクラスで走り、ここ2年Moto2クラスに戻った経験豊富なマレーシア人ライダーだ。

2021Moto2:ハフィス・シャーリン(NTS RW Racing GP)
2021Moto2:ハフィス・シャーリン(NTS RW Racing GP)

■ハフィス・シャーリン
「チームと特に森脇緑さん、そして僕を信じて信頼してくれたホンダに感謝しているよ。僕たちはうまく一緒に仕事ができて、いい結果を出せると信じている」

「僕はいつも通りベストを尽くすよ。僕にとっては新たなチャレンジとなるが、今からワクワクしている。スポンサー、家族、友人、そしてファンのみんなに感謝している。みんなも僕と同じように興奮していると思う! 任せてくれ! みんなありがとう」

2021SBK:レアンドロ・メルカド(MIEレーシング・ホンダ・チーム)
2021SBK:レアンドロ・メルカド(MIEレーシング・ホンダ・チーム)

■森脇緑(チーム代表)
「2022年のスーパーバイク世界選手権に向けて、レアンドロ・メルカドとハフィス・シャーリンというふたりの強力なライダーが確定し、ラインナップが倍になったことを大変嬉しく思います」

「今シーズン、タチ(メルカド)は素晴らしい活躍をしてくれ、チームにとって困難な時期があったにもかかわらず、常に前向きで決意に満ちた態度を維持し、1年間に渡って確かな進歩に重要な貢献をしてくれました。彼は速くて、決断力があり、経験豊富ですし、協力関係を延長することで、私たちのプロジェクトに継続性をもたらすことができます」

「ハフィスがわずか16歳でMoto2クラスのワイルドカードにモリワキのバイクで初出場した時(2011年マレーシアGP)から、私たちは長年にわたってハフィスのキャリアを追い続けてきました」

「ハフィスは、モーターサイクルが愛され、非常に人気のあるスポーツであるアジア大陸の活気に満ちた競争の激しいレースシーンから生まれた、多くの強力なライダーのひとりです。ハフィスは非常に才能があり、競争力もあるので、私たちのチームとスーパーバイク世界選手権にとって非常に貴重な存在になるでしょう」


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