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MotoGP ニュース

投稿日: 2021.11.15 10:53

“生ける伝説”バレンティーノ・ロッシ、MotoGP殿堂入り。正式にレジェンドとして認定

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MotoGP | “生ける伝説”バレンティーノ・ロッシ、MotoGP殿堂入り。正式にレジェンドとして認定

 11月14日、2021年のMotoGP最終戦となる第18戦バレンシアGPが終了。その後、チャンピオンシップの年間表彰式『2021 FIM MotoGP Awards』がスペイン・バレンシア市内のコンベンションセンターで開催され、バレンティーノ・ロッシがMotoGPレジェンドとして殿堂入りすることが発表された。

 例年最終戦の後に行われている『FIM MotoGP Awards』。ロードレース世界選手権やFIM主催レースのタイトルホルダーたちが一堂に会し、表彰を受けた。

MotoGPレジェンドとして殿堂入りするバレンティーノ・ロッシ/2021MotoGP年間表彰式『2021 FIM MotoGP Awards』
MotoGPレジェンドとして殿堂入りするバレンティーノ・ロッシ/2021MotoGP年間表彰式『2021 FIM MotoGP Awards』

 そのなかで、26年のキャリアに終止符を打った“生ける伝説”のロッシもステージに招かれ、ドルナスポーツの最高経営責任者カルメロ・エスペレータ氏から、このたび正式にMotoGPレジェンドとして殿堂入りすることが伝えられた。

 そして、ステージ上でMotoGPレジェンドのトロフィーがロッシに贈られた。現在31人がMotoGPレジェンドであり、ホルヘ・ロレンソ、マックス・ビアッジ、ヒュー・アンダーソンの3名も加わることが昨年発表されているため、ロッシの殿堂入りで35人となる。

 ロッシは、1996年にロードレース世界選手権のデビューを果たし、2021年まで26シーズンを過ごした。そのうち、125ccと250ccで1度ずつ、500ccで1度、MotoGPで6度と計9度のチャンピオンに輝いた。また、通算432レースに参戦し、115度の優勝、235度の表彰台を獲得した。

MotoGPの年間表彰式『2021 FIM MotoGP Awards』に登場したバレンティーノ・ロッシ
MotoGPの年間表彰式『2021 FIM MotoGP Awards』に登場したバレンティーノ・ロッシ

■バレンティーノ・ロッシ(MotoGPレジェンド)
「長いキャリアの最後であり、バレンシアになるだろうと思っていたから、この日はいつも悪夢のような日だと思っていた」

「でも、結局はとても楽しむことができたから、みんなに感謝しなければならないね。僕と一緒に仕事をしてくれたみんな、パドックのみんな、他のライダーたちにも……忘れられない日になったし、楽しむことができた。長いキャリアの中で、常に喜びを感じていたよ」

MotoGPレジェンドとして殿堂入りするバレンティーノ・ロッシとカルメロ・エスペレータ(ドルナスポーツ最高経営責任者)
MotoGPレジェンドとして殿堂入りするバレンティーノ・ロッシとカルメロ・エスペレータ(ドルナスポーツ最高経営責任者)

■カルメロ・エスペレータ(ドルナスポーツ最高経営責任者)
「バレ(ロッシ)に言えるのは、本当にありがとうということだ。1997年のマレーシアGP以来、私たちは素晴らしいレースをする彼を見てきたが、同時に多くの理由から非常に特別な存在でもあった」

「彼と話をするようになり、それ以来、一緒にやってきたすべてのこと、そしてMotoGPで働くすべての人たちと一緒にやってきたことは素晴らしいことだった」

「まず第一に、バレンティーノは信じられないライダーで、42歳である昨日でさえ、ファビオの0.1秒差以内にいた。それだけでなく、彼の人柄や、彼が助けてくれた状況、セーフティコミッション、それはとても特別なものだ。これが私の言えるすべての言葉だ。ありがとう、バレンティーノ」


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