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MotoGP ニュース

投稿日: 2021.11.16 21:01

Moto2:長島哲太「ガードナーとバトルでき、レースには満足しています」/MotoGP第18戦バレンシアGP

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MotoGP | Moto2:長島哲太「ガードナーとバトルでき、レースには満足しています」/MotoGP第18戦バレンシアGP

 11月14日、スペインのリカルド・トルモ・サーキットで行われた2021年MotoGP第18戦バレンシアGP Moto2クラスの決勝に参戦した長島哲太(Italtrans Racing Team)。ロレンツォ・ダラ・ポルタの代役で出場した今季3度のレースは15番手グリッドからスタートしてポイント圏内の11位を獲得した。

 昨年、Moto2クラスで初優勝を飾るなどの活躍を見せた長島。今季はシートを失い、日本国内でHRCの開発ライダーとしてMotoGP、SBK、鈴鹿8耐などのマシンを駆る傍ら若手育成にも取り組んでいる。そのほか、自身のチーム『TN45 with MotoUP Racing Team』を発足させて、2022年から全日本ロードST600クラスに参入するなどの活動に力を入れている。

 そんななか、第14戦サンマリノGPで転倒を喫した際に左肩を痛めたロレンツォ・ダラ・ポルタの代役で終盤のレースに参戦することに。第15戦アメリカズGPは7列目21番手グリッドから16位、第17戦アルガルベGPは9列目25番手グリッドから21位に入った。

Moto2:長島哲太(Italtrans Racing Team)/2021MotoGP第18戦バレンシアGP
Moto2:長島哲太(Italtrans Racing Team)/2021MotoGP第18戦バレンシアGP

 そして、2021年の最終戦となる第18戦バレンシアGPでは、FP1で11番手、FP2で14番手を記録。2日目のFP3は13番手タイムをマークして予選Q2にダイレクト進出を果たした。Q2で15番手グリッドを獲得し「ポジティブな予選セッションでした」と予選後にコメントした。

Moto2:長島哲太(Italtrans Racing Team)/2021MotoGP第18戦バレンシアGP
Moto2:長島哲太(Italtrans Racing Team)/2021MotoGP第18戦バレンシアGP

「マシンのフィーリングが向上していることは、記録されたタイムが証明しています。まだまだ課題は山積みですが、結果には満足しています。体調も良く、シーズン最後のレースで全力を尽くす準備ができています」

 迎えた25周の決勝レースは好スタートを決めて13番手に浮上。しかし、2コーナーで転倒したマシンからオイルが漏れたため赤旗中断となる。

Moto2:長島哲太(Italtrans Racing Team)/2021MotoGP第18戦バレンシアGP
Moto2:長島哲太(Italtrans Racing Team)/2021MotoGP第18戦バレンシアGP

 そして、16周に短縮されてレースが再開されると、ここでも好スタートを決めてオープニングラップを11番手で駆け抜ける。

 2周目は10番手になるが、次周にラインを外して13番手に落ちた。7周には12番手でチャンピオン争いをしているレミー・ガードナー(Red Bull KTM Ajo)の後方につける。

Moto2:長島哲太(Italtrans Racing Team)/2021MotoGP第18戦バレンシアGP
Moto2:長島哲太(Italtrans Racing Team)/2021MotoGP第18戦バレンシアGP

 残り8ラップではガードナーにバトルを仕掛けるアグレッシブな走りを見せるが、ガードナーはすぐにクロスラインで長島をかわして順位を維持する。

 レースはそのまま進むが、残り6周にトーマス・ルティ(Pertamina Mandalika SAG Team)をオーバーテイクしたことで長島は11位でフィニッシュして5ポイントを獲得した。

 長島は「レミーとバトルして(一時は)抜くことができ、トップ10についてはまだ苦い思いがありますが、このレースには満足しています」とレースを振り返った。

「チームの皆さんの努力に感謝しています。僕がこの気持ちをつかむために、全員がベストを尽くしてくれました」

Moto2:長島哲太(Italtrans Racing Team)/2021MotoGP第18戦バレンシアGP
Moto2:長島哲太(Italtrans Racing Team)/2021MotoGP第18戦バレンシアGP

 久々のMoto2参戦にも関わらず3レース目で見事ポイントを獲得し、今季のMoto2チャンピオンのガードナーともバトルを展開した長島。2022年は全日本ロードST600クラスで自身のチームを運営するほか、HRCの開発ライダーとして鈴鹿8耐などのレースでファンの前に姿を現しくれるだろう。


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