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MotoGP ニュース

投稿日: 2021.12.10 19:29
更新日: 2021.12.10 20:04

藤波貴久が監督に就任。レプソル・ホンダ、トライアル世界選手権の参戦体制を発表

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MotoGP | 藤波貴久が監督に就任。レプソル・ホンダ、トライアル世界選手権の参戦体制を発表

 12月10日、ホンダは、2022年FIMトライアル世界選手権の参戦体制を発表した。レプソル・ホンダ・チームはトニー・ボウに加え、新たにガブリエル・マルセリを迎える。また、2021年シーズンでの引退を表明した藤波貴久が、新監督に就任することも明かされた。

 Montesa COTA 4RTを走らせるレプソル・ホンダ・チームは、株式会社ホンダ・レーシング(HRC)が運営するワークスチームだ。来季は、2007年にFIM Xトライアル世界選手権(インドア)とトライアル世界選手権(アウトドア)で世界王者となり、2021年にはふたつの世界選手権を通して前人未到の30連覇を達成したボウが引き続き参戦する。

トライアルで前人未到の30連覇を達成したトニー・ボウ
トライアルで前人未到の30連覇を達成したトニー・ボウ

 また、2016年Trial2クラスでトライアル世界選手権のデビューを果たし、2019年にTrial2クラスでチャンピオンを獲得したガブリエル・マルセリが加入。マルセリは、2020年にTrialGPクラスに昇格すると、2020年はランキング6位、2021年はランキング7位を獲得している。

 さらに、藤波貴久が新監督に就任することとなった。藤波は、1996年トライアル世界選手権にデビューし、2004年には日本人として初めてトライアル世界選手権のチャンピオンを獲得。今シーズンをもって、26年間のキャリアに終止符をうったが、監督としてチームを率いていくこととなった。

藤波貴久とMontesa COTA 4RT
藤波貴久とMontesa COTA 4RT

■藤波貴久監督
「これからレプソル・ホンダ・チームの監督として、チームカラーを守っていけることを、とても光栄に思います。自分にとっては、間違いなく素晴らしい挑戦です。チームのこれまでの成功を堅持し、タイトルをさらに獲得し続け、またブランドをさらに強めるコラボレーションに力を入れます」

「2022年は新たにガブリエル・マルセリをチームに迎えます。彼は若く、将来性のあるライダーです。2020年には初めて表彰台に上り、2022年はさらに勢いづいて行くと思っています。レプソル・ホンダ・チームに迎えることで、彼のキャリアは間違いなく飛躍します」

「また、トライアル記録を更新し続けるチャンピオン、ボウ選手もチームメイトにいます。ボウ選手は30回連続でチャンピオンになり、彼ほど勝ち続けるライダーは他にいません。今年ももちろんインドア・アウトドアともタイトルを狙いますので、チームも彼を全面的にサポートします」

■トニー・ボウ
「来シーズンは我々にとっては、非常に興味深いものになると思う。目標はもちろんタイトル獲得だが、当然ライバルもそれを狙ってくるので、僕たちは常に備えていく。そのために、長年かけて築き上げたやり方によって準備を進めていく」

「ガブリエル・マルセリがチームの一員となったことを嬉しく思っている。とてもいいライダーで、今年は何回もいいパフォーマンスを見せている。いい結果を出すと思うし、チームにとってもいいメンバーだと思う。また、藤波新監督、就任おめでとうございます。彼の経験はチームにとっては、間違いなく良い結果をもたらす」

■ガブリエル・マルセリ
「世界で一番のトライアルチームの一員になれ、とても嬉しいかぎりだよ。長年にわたりサポートしてくれた、スポンサーにお礼を言いたい。これからは、今まで以上にプレッシャーがあるかも知れない」

「レプソル・ホンダ・チームのライダーになれただけでも責任があり、注目も集まる。また、ボウのチームメイト、素晴らしいチームの一員、ということを考えると、これからきっと素晴らしい経験や、長年に渡る良い関係ができるものと信じている」

「長い間、高いレベルを維持してきた、藤波に代わってチームに入るわけだが、まずは自分がこのレベルに少しでも達するとともに、願わくはボウに並べるように努力する」


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