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MotoGP ニュース

投稿日: 2022.02.03 19:35

2022年型マシン、新パーツが登場。5人のMotoGPルーキーも初走行/セパンシェイクダウンテスト

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MotoGP | 2022年型マシン、新パーツが登場。5人のMotoGPルーキーも初走行/セパンシェイクダウンテスト

 1月31日~2月2日の3日間、マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットでMotoGPクラスのセパンシェイクダウンテストが開催された。3日ともにドライコンディションで行われ、各メーカーの2022年型マシンや新パーツが登場した。

 参加したのは、5人のルーキーライダー、レミー・ガードナー、ラウル・フェルナンデス、マルコ・ベゼッチ、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ、ダリン・ビンダー、コンセッションの優遇措置を受けるアプリリアのレギュラーライダー、アレイシ・エスパルガロとマーベリック・ビニャーレス、各メーカーのテストライダーたちだ。

 現地時間10時から18時(日本時間11時から19時)までセッションが行われ、各セッション終了後には15分間のスタート練習時間が設けられた。

 初日は11人のライダーがコースイン。ドライコンディションで路面温度38~48℃まで上がったセパンで、46ラップを周回したラウル・フェルナンデス(テック3KTMファクトリー・レーシング)が2分00秒898でトップタイムをマークした。

ドゥカティ・デスモセディチGP22
ドゥカティ・デスモセディチGP22

テストライダーのミケーレ・ピロ(ドゥカティ・レノボ・チーム)はロングエキゾーストとエアロパッケージを搭載した2台のマシンを比較。ミカ・カリオ(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)も2台のマシンを乗り比べた。

ロレンツォ・サバドーリ(アプリリア・レーシング)/2022MotoGPセパンシェイクダウンテスト1日目
ロレンツォ・サバドーリ(アプリリア・レーシング)/2022MotoGPセパンシェイクダウンテスト1日目

 また、ロレンツォ・サバドーリ(アプリリア・レーシング)は4台のマシンを使用して、小型化されたフロントフェアリングや新しいアルミニウム製のスイングアームをテストした。

中須賀克行(ヤマハ・テスト・チーム)/2022MotoGPセパンシェイクダウンテスト1日目
中須賀克行(ヤマハ・テスト・チーム)/2022MotoGPセパンシェイクダウンテスト1日目
野左根航汰(ヤマハ・テスト・チーム)/2022MotoGPセパンシェイクダウンテスト1日目
野左根航汰(ヤマハ・テスト・チーム)/2022MotoGPセパンシェイクダウンテスト1日目

 また、ヤマハ・テスト・チームはリザルト上では『ヤマハ・テスト1』、『ヤマハ・テスト2』と表記されたが、中須賀克行と野左根航汰が形状が少し変更されたエアインテークを試した。

ステファン・ブラドル(HRC レプソル・ホンダ・チーム)/2022MotoGPセパンシェイクダウンテスト2日目
ステファン・ブラドル(HRC レプソル・ホンダ・チーム)/2022MotoGPセパンシェイクダウンテスト2日目

 2日目は12人のライダーが走行を行い、ピロ、カリオ、サバドーリは2台のマシンを乗り比べた。マーベリック・ビニャーレス(アプリリア・レーシング)、ステファン・ブラドル(HRC レプソル・ホンダ・チーム)はこの日から走行を開始した。

マーベリック・ビニャーレス(アプリリア・レーシング)/2022MotoGPセパンシェイクダウンテスト2日目
マーベリック・ビニャーレス(アプリリア・レーシング)/2022MotoGPセパンシェイクダウンテスト2日目

 トップタイムは11度のコースインで49ラップを周回し、1分59秒833に入れたビニャーレスで、そのほかのライダーは2分台のタイムを記録した。

 ブラドルは1月26~27日にヘレスでプライベートテストを実施しており、テストチームとスペインからマレーシアに移動。しかし、マシンを含めた機材が到着しなかったことから、ポル・エスパルガロのレーシングスーツ、グローブ、ブーツを着用し、別仕様のマシンで走行を行った。アップデートされたエキゾーストとテールユニットが搭載されていた。

ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(グレシーニ・レーシングMotoGP)/2022MotoGPセパンシェイクダウンテスト1日目
ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(グレシーニ・レーシングMotoGP)/2022MotoGPセパンシェイクダウンテスト1日目

 また、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(グレシーニ・レーシングMotoGP)は胃腸炎により、2日目と3日目は走行することができなかった。

ミケーレ・ピロ(ドゥカティ・レノボ・チーム)/2022MotoGPセパンシェイクダウンテスト3日目
ミケーレ・ピロ(ドゥカティ・レノボ・チーム)/2022MotoGPセパンシェイクダウンテスト3日目

 3日目は路面温度が59度に到達。14人のライダーが参加し、スズキ・テスト・チームの津田拓也も53周走行し、2分02秒661をマークした。また、カル・クラッチローもヤマハ・テスト・チームから参加した。

マルコ・ベゼッチ(ムーニーVR46レーシング・チーム)のデスモセディチGP/2022MotoGPセパンシェイクダウンテスト3日目
マルコ・ベゼッチ(ムーニーVR46レーシング・チーム)のデスモセディチGP/2022MotoGPセパンシェイクダウンテスト3日目

 トップ2がアプリリア・レーシングで、首位は1分58秒942のビニャーレス、2番手が1分59秒086のアレイシ・エスパルガロとなった。ビニャーレスは8コーナーで転倒を喫している。

津田拓也(スズキ・テスト・チーム)/2022MotoGPセパンシェイクダウンテスト3日目
津田拓也(スズキ・テスト・チーム)/2022MotoGPセパンシェイクダウンテスト3日目
カル・クラッチロー(ヤマハ・テスト・チーム)/2022MotoGPセパンシェイクダウンテスト3日目
カル・クラッチロー(ヤマハ・テスト・チーム)/2022MotoGPセパンシェイクダウンテスト3日目

 次回の公式テストはレギュラーライダーも交えて、同地セパン・インターナショナル・サーキットで2月5~6日の2日間、インドネシアのマンダリカ・インターナショナル・ストリート・サーキットで2月11~13日の3日間行われ、その後3月にシーズンの開幕を迎える。

野左根航汰(ヤマハ・テスト・チーム)/2022MotoGPセパンシェイクダウンテスト3日目
野左根航汰(ヤマハ・テスト・チーム)/2022MotoGPセパンシェイクダウンテスト3日目


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