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MotoGP ニュース

投稿日: 2022.02.13 11:15
更新日: 2022.02.13 11:30

ドゥカティのマリーニが1番手タイムを記録/2022MotoGPマンダリカ公式テスト2日目

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MotoGP | ドゥカティのマリーニが1番手タイムを記録/2022MotoGPマンダリカ公式テスト2日目

 2月12日、インドネシアのマンダリカ・インターナショナル・ストリート・サーキットでMotoGPの公式テスト2日目が行われ、ルカ・マリーニ(ムーニー・VR46・レーシングチーム)がトップタイムを記録した。
 
 泥や石で汚れた路面状況により赤旗中断が発生した初日だったが、2日目は走行が中断されることはなく、現地時間9時から17時にかけてテストが実施された。初日の夕方には次第によくなっていったという路面状況はこの日も回復し、全てのライダーが前日の自己ベストタイムを1秒以上更新。こうした中でトップタイムをマークしたのはMotoGPクラス参戦2年目のマリーニである。マリーニは2022年シーズン、異父兄バレンティーノ・ロッシ主宰のチーム、ムーニー・VR46・レーシングチームからドゥカティの2022年型マシンを駆り参戦するライダーだ。

■ドゥカティ:バニャイアはユーズドタイヤでのタイムにフォーカス

 マリーニは「今日はとてもいい仕事をしたと思う。レースペースなど、まだバイクには改善するところが少しあると思うけどね」と淡々とテストを振り返った。また、「この2日間、チームはとてもいい仕事をしている。僕は自分のクルーたちとともに成長している。改善して、正しい方向に向かって取り組んでいるんだ」と、バイクや自身のみならず、チーム全体としてうまく進んでいると語っている。

 また、ファクトリーチーム、ドゥカティ・レノボ・チームのフランセスコ・バニャイアは8番手で終えたこの日についてラップタイムに焦点を当てて取り組んだと言い、それについて満足しているという。

「今日はこれまでで最もいいペースだったと感じている。午前中はミディアムタイヤで取り組んだ。いいペースだったと思う。午後はさらに気温が上がった中でソフトタイヤを履き、30周を走った。僕たちはさらに安定して走れるように取り組んでいたんだ」

「僕はユーズドタイヤでのラップタイムに焦点を当てている。今日はほかのライダーが2、3回タイムアタックをしていたのを知っているけど、これが僕たちの戦略なんだ」

■ホンダ:確実に前に進むマルケス

 2番手に続いたのはマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)だったが、マルケスはこのポジションについてはさほど重要視していない。ただ、怪我からの休養から明けて初めてMotoGPバイクを走らせたマレーシアとは違い、ここマンダリカでは「バイクを自分のライディングスタイルに近づけようとしている」という。

「マレーシアでは走って理解しようとしていた。長らくMotoGPバイクから離れていたあとのカムバックだったからね。でもここ(マンダリカ)では、僕はバイクを自分のライディングスタイルに近づけようとしているんだ。昨日は少し感じるものがあった。今日はさらに自分のライディングスタイルに近づけた。一歩進んだんだ。明日も同じことを続けていくよ」

 さらにチームメイトのポル・エスパルガロ(レプソル・ホンダ・チーム)も、十分な手ごたえを感じている。マンダリカでの2日目を終えて、すでに開幕戦への準備が整ったように感じる、という印象さえ語っていた。

「(今日は)全体的にすごくよかったと思う。バイクの動きは日に日によくなっている。今日を終えて、カタールを戦う準備ができているように思うんだ。シーズン前にすでにこういう感じがあるのはいいね。昨年にはなかった感覚だよ」

「レースペースもいい感じで、今日はベストか、あるいはそれ以上のものだったと思う。気温が高い状況では通常、すごく苦しむところなのに、マレーシアやここでの状況を見ると、とてもよく走れている。カタールに向けて準備はできていると思うよ」

■アプリリア:エスパルガロ「準備はできている」

 マレーシアからマンダリカにかけて、上々の仕上がりを見せているアプリリアのアレイシ・エスパルガロも、この日、開幕戦に向け「準備はできている」と述べた一人だ。

「2022年バイクは昨年からすごく変わっているわけじゃないんだ。全体的に少しずつよくなっているということなんだ。自分たちの強さを感じているし、このバイクのよさはわかっている。でも、ライバルたちは時間をかければ自分に近づいてくる。開幕戦ではついていくのが難しいかもしれないけど、僕は準備ができていると思う」

 一方、チームメイトで3番手だったマーベリック・ビニャーレスは「まだ時間が必要。もう少し理解をする必要がある。確かに速く走れるけれど、まだ十分じゃないと思うんだ」と慎重なコメント。A.エスパルガロのアプリリアの経験の長さに対しビニャーレスは昨シーズン途中からアプリリアに加入しており、一つには、その経験の差がコメントの違いに出ているのかもしれない。ただ、アプリリアがポテンシャルを伸ばしていることは確かだ。

■ヤマハ:予選タイムに懸念が残る


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