スズキは街中から高速道路、山岳路、長距離ツーリングを快適に楽しむことができるスポーツアドベンチャーツアラーのV-Strom(ブイストローム)シリーズの最新モデル、ワイヤースポークホイール仕様の『スズキ V-Strom 650XT ABS』を3月28日、『スズキ V-Strom 650 ABS』を4月27日より発売する。車両価格は『スズキ V-Strom 650XT ABS』が100万1000円、『スズキ V-Strom 650 ABS』が95万7000円。
最新モデルの主な変更点は、平成32年(令和2年)国内排出ガス規制対応としたこと、カラーリング設定の2点となる。
スズキ V-Strom 650シリーズは、1988年発売の野生的で力強いスポーツアドベンチャーツアラー『DR-BIG』のDNAを継承したスタイリングで、フロントには縦型2灯ヘッドライドを採用している。バリエーションは、アルミ製キャストホイールを装着した標準車に加え、ワイヤースポークホイール仕様車の『XT』を設定する。
搭載されるV型2気筒エンジンは、低回転域での鼓動感や中回転域の力強い立ち上がりから高回転域までのスムーズな出力特性が特長。出力は51kW/8800rpm、トルクは61Nm/6300rpmを発生し、燃費性能は34.0km/Lを実現しながら、平成32年(令和2年)国内排出ガス規制に対応している。
また、2段階から選択可能なトラクションコントロールを採用。前後輪の速度、スロットルポジション、クランクポジション、ギヤポジションの各センサー情報により、リヤタイヤのホイールスピンを検出した際、速やかにエンジン出力を低減。エンジン出力をより効率よく路面に伝達することが可能となり、より快適なランディングを楽しむことができる。
そのほか、スタータースイッチを押し続けずにワンプッシュするだけで、スターターモーターを回転させてエンジンが始動する『スズキイージースタートシステム』や発進時や低回転走行時にエンジン回転数、ギヤポジション、スロットル開度などの情報を用いて、エンジン回転数をわずかに上げる『ローRPMアシスト』を採用している。加えて、前・後輪に取り付けられたホイールスピードセンサーにより各車輪速度を検知し、ブレーキの効きを自動的にコントロールして車輪のロックを一定範囲内で防ぐABSを標準装備する。
車体色は『スズキ V-Strom 650XT ABS』がチャンピオンイエローNo.2、ブリリアントホワイト、パールビガーブルー/マットソードシルバーメタリック、グラススパークルブラックの4色、『スズキ V-Strom 650 ABS』がブリリアントホワイト、グラススパークルブラックの2色展開となる。
発売日は『スズキ V-Strom 650XT ABS』(車両価格100万1000円)が3月28日、『スズキ V-Strom 650 ABS』(車両価格95万7000円)が4月27日から。