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MotoGP ニュース

投稿日: 2022.04.04 15:07
更新日: 2022.04.09 17:21

Moto2:IDEMITSU Honda Team Asia、小椋藍とチャントラがダブル表彰台獲得/MotoGP第3戦アルゼンチンGP

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MotoGP | Moto2:IDEMITSU Honda Team Asia、小椋藍とチャントラがダブル表彰台獲得/MotoGP第3戦アルゼンチンGP

 4月2日〜3日、2022年MotoGP第3戦アルゼンチンGP Moto2クラスの予選と決勝がアルゼンチンのアウトドローモ・テルマス・デ・リオ・オンドで行われ、IDEMITSU Honda Team Asiaは小椋藍、ソムキャット・チャントラ両選手ともに表彰台に登り、過去最高のダブル表彰台を獲得した。

 今大会はウイーク初日となる4月1日までにMotoGPの機材が現地に届かないことから、金曜日のセッションはすべて中止。4日〜3日の2日間で開催となり、2日にフリー走行1回目、2回目と予選が行われることとなった。チャントラはFP1では1分43秒672の3番手、FP2では風が強まりマシンの挙動が変わり、リアのグリップが減少。そのためクラッシュを喫し、思うようにタイムが出せず1分44秒160と11番手で終えた。一方、小椋はFP1は1分44秒605の14番手、FP2ではタイムを縮め1分43秒861の6番手で終えている。

 約2時間後に行われた予選、両ライダーQ2からのアタックとなり、自己ベストタイムを更新。チャントラは1分43秒671の7番手、小椋は1分43秒710の8番手となり、決勝のグリッドが確定した。

 迎えた決勝日、23周のレースとなるオープニングラップでは7番手からスタートのチャントラは5番手と好スタートを切った。2周目には4番手、3周目には3番手と着々とポジションを上げる。小椋はそのまま8番手でスタートを切り、2周目にはひとつポジションを上げた。

 8周目に2番手を走行中のフェルミン・アルデグエル(MB Conveyors Speed Up)の転倒により、チャントラは2番手、6番手を走行していた小椋は5番手となった。

 13周目に入ると、トップを走るセレスティーノ・ビエッティ(Mooney VR46 Racing Team)を13コーナーでパスし、チャントラがトップに浮上。その翌周、小椋は5コーナーで3番手に浮上し表彰台圏内まで上げてきた。その後もアロン・カネト(Flexbox HP40)レース終盤まで激しい3番手争いが繰り広げられた。小椋は、19周目で再び3番手を取り戻し、そのままチェッカーを受けた。チャントラとビエッティも最後までトップ争いを繰り広げるたが、再び2番手にポジションを落としてしまい、そのまま2番手でチェッカーを受けることとなった。

  2018年から青山博一監督をチームに迎えて4年。今回の第3戦アルゼンチンGPで、両ライダーの粘り強い走りで表彰台を獲得するという過去最高の成績を収めたIDEMITSU Honda Team Asia。これからの活躍にも期待がかかる。
 
■小椋藍
(予選:8位/決勝:3位)

「決勝は厳しかった。5ラップを過ぎたころでトップはまだ遠く、簡単には追い付けませんでした。最終ラップまでアロンと競り合った難しいレースとなった。アロンと私は得意とするところが違っていて、自分はブレーキングに自信があったので、3位でフィニッシュできると思っていました」

「金曜と土曜のフリー走行では、スピードが出ないところもあり、苦労しました。日曜にはリカバーしたが、それでも足りなかったです。来週のアメリカでは、金曜日のフリー走行からスピードを出せるようにしたい」

■ソムキャット・チャントラ
(予選:7位/決勝:2位)

「2位獲得後、最初に頭に浮かんだのはチームへの感謝です。今日のマシーンは完璧で、トップ選手と争うことができました。ヴィエッティはスピードが出ており、タイヤ操作もとても良かった。私は限界まで力を出したが、今日は2位で精一杯でした」

■青山博一(チーム監督)
「7番と8番グリッドでスタートしたチャントラ、小椋の両選手が表彰台に上るというIdemitsu Honda Team Asiaにとって素晴らしい日となりました。チームとしての結果は、ほぼ完璧です。両選手とスタッフ達、スポンサー各社、そしてこのプロジェクト関係者全員に感謝したい」

「選手2名が表彰台に上がるのは難しいことで、嬉しいです。この調子を維持して、次のオースティンでのレースウィークに臨みます。また表彰台を狙いたい。どうなるか見ていきましょう」

Moto2:小椋藍(Idemitsu Honda Team Asia)/2022MotoGP第3戦アルゼンチンGP
Moto2:小椋藍(Idemitsu Honda Team Asia)/2022MotoGP第3戦アルゼンチンGP
Moto2:ソムキャット・チャントラ(Idemitsu Honda Team Asia)/2022MotoGP第3戦アルゼンチンGP
Moto2:ソムキャット・チャントラ(Idemitsu Honda Team Asia)/2022MotoGP第3戦アルゼンチンGP
Moto2:ソムキャット・チャントラ(Idemitsu Honda Team Asia)/2022MotoGP第3戦アルゼンチンGP
Moto2:ソムキャット・チャントラ(Idemitsu Honda Team Asia)/2022MotoGP第3戦アルゼンチンGP
Moto2:小椋藍(Idemitsu Honda Team Asia)/2022MotoGP第3戦アルゼンチンGP
Moto2:小椋藍(Idemitsu Honda Team Asia)/2022MotoGP第3戦アルゼンチンGP


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