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MotoGP ニュース

投稿日: 2022.04.25 14:25
更新日: 2022.12.28 12:59

レース2でバウティスタが優勝。接戦を演じたレイとラズガットリオグルは転倒リタイア/SBK第2戦オランダ

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MotoGP | レース2でバウティスタが優勝。接戦を演じたレイとラズガットリオグルは転倒リタイア/SBK第2戦オランダ

 4月22~24日、スーパーバイク世界選手権(SBK)オランダラウンドがTT・サーキット・アッセンで行われ、レース1とスーパーポール・レースはジョナサン・レイ(カワサキ・レーシングチーム・ワールドSBK)、レース2ではアルバロ・バウティスタ(Aruba.it レーシング-ドゥカティ)が優勝した。野左根航汰(GYTR・GRTヤマハ・ワールドSBKチーム)はレース1で17位、スーパーポール・レースでは14位だったが、レース2では転倒リタイアだった。

 オランダラウンドは、開幕戦をけがにより欠場したマイケル・ファン・デル・マーク(BMWモトラッド・ワールドSBKチーム)が復帰した。また、TPRチームペデルチーニレーシングから今季4戦のワイルドカード参戦が報じられていたレオン・ハスラムは、ロリス・クレッソンのチーム離脱により今大会にエントリーしている。

■レース1:レイ、接戦の優勝争いを制す

 レース1は気温18度、路面温度29度のドライコンディションでスタート。ホールショットを奪ったのはポールポジションスタートのトプラク・ラズガットリオグル(パタ・ヤマハwith BrixxワールドSBK)、2番手にはアンドレア・ロカテッリ(パタ・ヤマハwith BrixxワールドSBK)、3番手にレイ、4番手にアレックス・ロウズ(カワサキ・レーシングチーム・ワールドSBK)が続く。

 レイは1周目にロカテッリをかわして2番手に浮上。トップを走るラズガットリオグルの背中にぴたりとつけると、4周目のメインストレートでラズガットリオグルをオーバーテイクした。

 トップに立ったレイと2番手に後退したラズガットリオグルは、ポジションを入れ替えても僅差を保ち緊迫した展開となる。そのふたりの後方には、3番手のロカテッリ、4番手のロウズ、5番手のバウティスタが続き、レースが中盤に入るとバウティスタがロウズをパスし、さらにロカテッリをかわすと3番手に浮上した。

 バウティスタはさらにトップのレイ、そのすぐ後ろを走る2番手のラズガットリオグルに猛然と迫る。一時は1秒以上あったギャップが12周目には0.5秒を切るまでになり、残り10周にはトップのレイ、2番手のラズガットリオグル、3番手のバウティスタがほぼワンパックとなった。

 残り9周、1コーナーでラズガットリオグルがレイに仕掛けるも止まり切れず、レイがトップをキープ。ラズガットリオグルは最終セクターでレイをオーバーテイクすることに成功するも、残り6周目の1コーナーではレイがトップを奪い返した。ラズガットリオグルはさらにバウティスタにもかわされ、3番手に後退する。

 2番手に浮上したバウティスタはさらにレイにも迫る。3番手のラズガットリオグルもバウティスタのすぐ後ろをキープ。残り2周に入ってレイから遅れ始めたバウティスタだったが、最終ラップには再びその差を詰める。しかし0.103秒及ばず、レイがトップでフィニッシュラインを通過した。

 レイは今季2勝目を飾り、2位はバウティスタ、3位はラズガットリオグル。奇しくも開幕戦アラゴンラウンドのレース1と同じ顔ぶれが同じ順位で表彰台を獲得した。

 4位はロカテッリ、5位にはイケル・レクオーナ(チームHRC)が入った。一時は3番手争いを展開したロウズは、マシントラブルによりピットに戻り、リタイアしている。野左根はファン・デル・マークと15番手争いを展開していたが、トラックリミット違反によってロングラップ・ペナルティを受けて14周目にこれを消化し、17位だった。

■レース2:レイとラズガットリオグルが転倒リタイア、バウティスタが優勝を飾る


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