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MotoGP ニュース

投稿日: 2022.05.12 21:36
更新日: 2022.06.03 18:33

ホンダの亀井雄大が1分26秒201でJSB1000トップ/全日本ロード SUGO公開テスト3日目

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MotoGP | ホンダの亀井雄大が1分26秒201でJSB1000トップ/全日本ロード SUGO公開テスト3日目

 全日本ロードレース選手権第4戦に向けた公開テストは、5月12日(木)に3日目を迎えた。いつも通り初日のメーカー枠を走ったライダーたちは、2日目でテストを終え、3日目は、それ以外のライダーが参加。JSB1000/ST1000のタイヤメーカー枠には23台のライダーが走行した。

 JSB1000クラスは、3日目最速の男として定着してきている亀井雄大(Honda Suzuka Racing Team)が1分26秒201をマークしトップタイム。3日間総合でも、中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)に次ぐタイムだ。

「2回目の走行でニュータイヤを履いて、どれくらいいくかアタックしてみたのですが、1分26秒5くらい出ればいいかなと思っていたので想像以上にタイムが出ました。その後にロングランもでき、いい感触を得ているので、もう少し詰められるところを詰めて、中須賀(克行)選手に少しでも近いところで走りたいですね」と亀井。調子はいいと語った。

 2番手に関口太郎(SANMEI Team TARO PLUSONE)が1分29秒195、3番手に星野知也(TONE RT SYNCEDGE4413 BMW)が1分29秒715、4番手に中冨伸一(WaveinnR)が1分30秒193と続いた。

ST1000:埜口遥希(SDG Motor Sports RT HARC-PRO)/2022全日本ロード SUGO公開テスト3日目
ST1000:埜口遥希(SDG Motor Sports RT HARC-PRO)/2022全日本ロード SUGO公開テスト3日目

 ST1000クラスは、第4戦SUGOにスポット参戦予定のふたりがリード。埜口遥希(SDG Motor Sports RT HARC-PRO.)が1分28秒897までタイムを縮めトップとなった。

「チームのおかげで2日間走ることができました。SUGOは、1000ccで走るのは初めてですし、あまり走り込めたことがなかったので、今回たくさん走る機会をいただき、コースも攻略することができました。目的はアジア選手権の実戦テストですが、しっかり上位でレースができるように仕上げて挑みたいですね」と埜口。

ST1000:埜口遥希(SDG Motor Sports RT HARC-PRO)/2022全日本ロード SUGO公開テスト3日目
ST1000:埜口遥希(SDG Motor Sports RT HARC-PRO)/2022全日本ロード SUGO公開テスト3日目

 2番手の伊藤和輝(JAPAN POST Honda Dream TP )は、1分29秒058と前日のタイムをクリアできなかったが、いろいろ試していた結果だという。

「2日目は、電子制御のセットを中心に自分自身のライディングを見直していたので、タイムは出ませんでしたが、メリットは多かったので、レースウイークに、うまくまとめて勝負したいですね」と伊藤。

ST1000:伊藤和輝(T.Pro.Innovation)/2022全日本ロード SUGO公開テスト3日目
ST1000:伊藤和輝(T.Pro.Innovation)/2022全日本ロード SUGO公開テスト3日目

 3番手に石塚健(TONE RT SYNCEDGE4413 BMW)が1分29秒163でつけ、4番手に柴田義将(Taira Promote Racing)が1分30秒238、5番手に國川浩道(TOHO Racing)が1分30秒254、6番手に芳賀瑛大(NITRORACING41yamaha)が1分30秒415、7番手に鈴木孝志(Taira Promote Racing)が1分30秒564と、ここまで1分30秒台で続いた。

J-GP3:木内尚汰(PLUSONE)/2022全日本ロード SUGO公開テスト3日目
J-GP3:木内尚汰(PLUSONE)/2022全日本ロード SUGO公開テスト3日目

 J-GP3クラスは、1回目の走行で尾野弘樹(P .MU 7C GALESPEED)が1分34秒935をマークすると木内尚汰(Team Plusone)も1分34秒949と肉薄。2回目は木内が1分34秒816まで詰めトップタイムとなった。

J-GP3:木内尚汰(PLUSONE)/2022全日本ロード SUGO公開テスト3日目
J-GP3:木内尚汰(PLUSONE)/2022全日本ロード SUGO公開テスト3日目

「開幕戦のときより順調にタイムも上がって来ましたね。今日の1本目で1分34秒台に入れようと思って、すぐに出すことができたので、2本目は、もっと攻めたのですが、ミスもあり、少しタイムを削っただけでした。ただ、調子はいいので、レースは1分34秒台で走りたいですね」と木内。

J-GP3:尾野弘樹(Team7C)/2022全日本ロード SUGO公開テスト3日目
J-GP3:尾野弘樹(Team7C)/2022全日本ロード SUGO公開テスト3日目

 一方、尾野は1分34秒836と僅差の2番手。「今回もタイヤテストをこなしながら、いろいろ試すことができているので、レースウイークは、もっとタイムを詰めることができると思います。1分34秒台の真ん中くらいですかね。SUGOラウンドは、全力で勝ちにいきます!」と悔しさを晴らしたいとコメント。

 3番手には木内のチームメイトの上原大輝(Team Plusone)が1分34秒台に入れてくる。タイムは1分34秒927。

「やっとJ-GP3マシンに慣れてきた感じです。開幕戦の表彰台はまぐれだったので、今回は実力で表彰台に上がりたいです。ただ、テスト初日に、開始早々に転倒してしまい、なかなかリズムを戻すのに苦労しましたが、レースウイークに調子を上げていきたいですね」と上原。

J-GP3:江澤伸哉(BOWCS SRK Racing)/2022全日本ロード SUGO公開テスト3日目
J-GP3:江澤伸哉(BOWCS SRK Racing)/2022全日本ロード SUGO公開テスト3日目

 4番手にはイデミツ・アジア・タレント・カップにも参戦している江澤伸哉(BOWCS SRK Racing)が1分35秒839でつけた。

「昨年はチャレンジクラスだったので、今回が初めて全日本仕様での参戦になります。初日はマシンの慣らしを行い、今日の1本目はマシンの特性をつかみ、2本目で走り込みつつタイムアタックもしてベストタイムを大きく更新することができました。マシンセットもいい感じなので、さらにタイムを上げてトップ争いをしたいですね」と江澤。イデミツ・アジア・タレント・カップでは優勝も記録している伸び盛りな16歳だ。

 5番手には開幕戦で最後尾から追い上げ6位となった徳留真紀(MARUMAE MTR)が1分36秒016で続いている。

「いいテストになりました。昨日は30年前の自分に、今日は昨年の自分を上回った感じかな。ちょっと前とはタイム差があるけれど、前回は最後尾から追い上げられたので、もう少し前からスタートできれば勝つことができるかな(笑)」と機嫌は悪くなかった。

 6番手の上江洲葵要(41Planning With PENSKE)が1分36秒107、7番手の小合真士(SDG Mortor Sports Jr. Team)が1分36秒157、8番手の若松怜(BOWCS. team Rei)が1分36秒220と続き、9番手にチャレンジクラス最上位の三谷然(P.MU 7C GALESPEED)がつけた。

 全日本ロードレース選手権 SUGO公開テスト3日目のタイム結果は以下の通り。


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