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MotoGP ニュース

投稿日: 2022.07.19 18:06
更新日: 2022.07.19 18:07

アレックス・リンス、スズキから離れLCRホンダ・カストロールと2024年まで2年契約締結

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MotoGP | アレックス・リンス、スズキから離れLCRホンダ・カストロールと2024年まで2年契約締結

 7月19日、ロードレース世界選手権のMotoGPクラスに参戦している株式会社ホンダ・レーシング(HRC)は、アレックス・リンスと2023年から2024年まで2年契約を締結して、来季からLCR Honda CASTROL(LCRホンダ・カストロール)から参戦させると発表した。

 リンスはスペインのバルセロナ出身のライダーで、2010年からスペイン選手権125GPに参戦しランキング3位で終えると、翌年には同クラスでチャンピオンに輝いた。ロードレース世界選手権には2012年からMoto3クラスに参戦し、翌年には全17戦中6勝を含む14度の表彰台を獲得し、チャンピオン争いの結果ランキング2位でシーズンを締めくくった。

 2015年からMoto2クラスにステップアップすると2勝を含む10度の表彰台を獲得し、ルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝く。Moto2クラスで2年間戦ったのちに2017年からMotoGPクラスにステップアップし、スズキのファクトリーチーム、チーム・スズキ・エクスターからデビューした。

アレックス・リンス(チーム・スズキ・エクスター)/2022MotoGP第10戦ドイツGP
アレックス・リンス(チーム・スズキ・エクスター)/2022MotoGP第10戦ドイツGP

 チーム・スズキ・エクスターでは、2年目の2018年に計5度の表彰台に上がったが優勝には届かず、勝利を手にしたのは3年目となる2019年だった。その年さらにもう1勝を上げてランキング4位で終えた。優勝を初めて手にした翌年の2020年は1勝を含む4度の表彰台を獲得し、2019年を上回るランキング3位で終えている。

 2021年目は1度の表彰台のみだったが、6年目となる2022年は現在11戦が終了しているが、2度表彰台に上がり活躍を見せている。しかし、MotoGPクラスデビューから6年間ともに戦ったきたチーム・スズキ・エクスターが今シーズン限りで参戦を終了することとなった。

 それを受けて、チーム・スズキ・エクスターを離れざるを得ない状況になり、HRCと契約を交わして2023年からホンダのサテライトチームであるLCRホンダ・カストロールからMotoGPに参戦することが決まった。

 今までKTM、カレックス、スズキのマシンを乗りこなしてきたリンスだが、ホンダのマシンは2012年のMoto3クラス以来となり、MotoGPクラスでは初となる。

HRCとLCRホンダと契約したアレックス・リンスとルーチョ・チェッキネロ
HRCとLCRホンダと契約したアレックス・リンスとルーチョ・チェッキネロ

■アレックス・リンス
「LCR Hondaと契約できて非常に嬉しく思うよ。チームとバイクを変えることは、容易ではないが、100%の力を出して、今までMotoGPで培ってきた実力を発揮しようと思う。チェッキネロCEOとホンダならびにHRCの信頼があったからこそ、このチームと2023、2024年を戦おうと決心した。このチャンスをいただけたことに感謝しているよ」

■ルーチョ・チェッキネロ(LCR Hondaチームプリンシパル&CEO)
「アレックス・リンス選手が、2023年にLCR Hondaのライダーとして参戦することをアナウンスできて嬉しく思う。3者とも契約書の署名を終え、やっと発表することができた。リンス選手は経験豊富なライダーで、早く走り、表彰台を獲得できるライダーだ」

「豊富な経験に加え、チームの技術者に対する的確なアドバイスが、今後のマシン開発の上でも、表彰台をより多く獲得ことにも、貢献できることは間違いない」


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