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MotoGP ニュース

投稿日: 2022.06.29 15:34
更新日: 2022.06.29 20:08

TEAM FRONTIER、鈴鹿8耐の出場断念。アラン・テシェ、ダニー・ウェブ、ミゲール・ポンスの入国が認められず

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MotoGP | TEAM FRONTIER、鈴鹿8耐の出場断念。アラン・テシェ、ダニー・ウェブ、ミゲール・ポンスの入国が認められず

 6月25日、2022年の鈴鹿8時間耐久ロードレースに参戦する予定だったTEAM FRONTIERは、外国人ライダーの入国が認められなかったため、参加が叶わなくなってしまったと参戦断念の理由を発表した。

 ロードレース世界選手権を経験した上田昇監督が率いるTEAM FRONTIERは、2019年に開催された鈴鹿8耐の前回大会で、アラン・テシェ、ニコラス・テロル、ダニー・ウェブを起用して総合17位に入り、第43回大会の優先出場権を獲得した。

 そのため、2020年と2021年の鈴鹿8耐は中止となったが、2022年大会にも出場権を行使してエントリーした。しかし、6月21日に発表された暫定エントリーで、TEAM FRONTIER、Team KAGAYAMA、TEAM SUGAI RACING JAPANの3チームがエントリーを辞退したことが明らかとなった。

 それを受けてTeam Frontierはプレスリリースを発行し、2022年の鈴鹿8耐はアラン・テシェ、ダニー・ウェブ、ミゲール・ポンスを擁して戦う予定だったが、外国人ライダーの入国が認められなかったことで不参加になったと以下のように説明した。

「世界的な新型コロナウイルス感染拡大の影響により、日本への外国人新規入国停止が続くなか、大会規約制定時点で参加する選手の入国が認められなかったため、本大会への参加が叶わなくなってしまいました」

 また、この決定を受けて「2019年度鈴鹿8耐にて国内チーム上位入賞をして、翌年度の出場シード権を獲得した私たち『TEAM FRONTIER』にとっては2022年は大切な年であっただけに、誠に残念でなりません。応援してくださるファンやスポンサーの皆様、関係者の皆様にチームフロンティアとしてレースをお届け出来ないことを心よりお詫び申し上げますとともに、来年は必ず出場して本大会を盛り上げることをお約束致します。今後ともチーム一丸となり来年に向けて取り組む所存です。引き続きのご声援を何卒よろしくお願い申し上げます」と続けた。

 新型コロナウイルスの影響で2年間、鈴鹿8耐が開催されない中、BMWのマシンを用意して開発など進め、上田昇監督のネットワークで、海外国籍の優秀なライダーとも契約していたというが、外国人の入国が難しく苦渋の決断となってしまった。

2019鈴鹿8耐:Team Frontier
2019鈴鹿8耐:Team Frontier

■上田昇監督
「まずは第43回鈴鹿8耐開催にご尽力頂いた関係者の皆様に感謝致します。私達もコロナ禍の中、参戦に向けて準備して来ましたが、諸事情により残念ながら今年は参戦を断念せざるを得ないこととなりました」

「応援いただいているファンの皆様、スポンサーの皆様、力が至らず申し訳ありません。来年更にパワーアップして帰ってこられるよう、今から準備します。今後とも応援を宜しくお願い致します」

■黒岩唯一GM
「今回は、コロナ禍での開催で、いろいろと制約がある中、様々な可能性を見つけるため試行錯誤いたしました。しかし、現状では我々の目指す目標の為のチーム体制を作ることが出来ないため、苦渋の決断ではありますが、参戦は見送ることとなりました」

「来年は、TEAM FRONTIER のピンク色が、鈴鹿を盛り上げられるよう今から準備いたします。(今年は、鈴鹿8耐ファンとして、レース観戦します!!」


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