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MotoGP ニュース

投稿日: 2022.07.31 20:58

エルワン・ニゴンの参戦決定。EVA RT 01 Webike TRICKSTAR Kawasakiは13年目の挑戦/鈴鹿8耐チーム紹介

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MotoGP | エルワン・ニゴンの参戦決定。EVA RT 01 Webike TRICKSTAR Kawasakiは13年目の挑戦/鈴鹿8耐チーム紹介

 TRICKSTAR Kawasakiが再びヱヴァンゲリヲンとタッグを組み、鈴鹿8耐に帰ってきた。5年ぶりに耐久のスペシャリストのエルワン・ニゴンが加わり、若手ライダーの大久保光、佐野優人のラインナップでEWCクラスに挑んでいく。

 主催者推薦チームとして出場することが決定しているEVA RT 01 Webike TRICKSTAR Kawasaki。今までウルトラマンやトイ・ストーリー、カーズなどのアニメをレースに参戦させてきたラナ エンタテインメント株式会社が、2010年よりヱヴァンゲリヲン新劇場版シリーズとのプロモーションタイアップを実現し、二輪レースでTRICK STAR Racingとタッグを組み鈴鹿8耐に参戦してきた。2011年からは四輪レースのスーパーGTやスーパー耐久、D1などにも参戦している。

 今回の鈴鹿8耐でもコラボレーションが実現し、EVA RT 01 Webike TRICKSTAR Kawasakiとして参戦する。ゼッケンは2番、マシンはエヴァンゲリオン初号機をイメージした紫と緑のカラーリングを施したカワサキのNinja ZX-10Rにブリヂストタイヤを使用し、EWCクラスを戦う。監督は2010年以来タッグを組んでいる鶴田竜二監が務め、今年で13年目の鈴鹿8耐に挑む。

大久保光(EVA RT 01 Webike TRICKSTAR Kawasaki)/鈴鹿8耐テスト
大久保光(EVA RT 01 Webike TRICKSTAR Kawasaki)/鈴鹿8耐テスト

 ライダーは3人体制で、1人目は全日本ロード第2戦鈴鹿2&4にも出場していた大久保光。2008年から全日本ロードに参戦しており、今までGP125、J-GP3、ST600を経験してきた。2016年から2020年はスーパースポーツ世界選手権(WSS)に参戦し、現在はFIM Enel MotoE World Cup(MotoE)で活躍している。

 ライダー2人目は、ライダーの中では最年少ライダーの佐野優人だ。2018年から2021年の4年間、全日本ロードのST600クラスに参戦し、優勝も経験している。鈴鹿8耐参戦経験はあるが、Ninja ZX-10RRを駆るのは今年が初めてとなる。

 大久保と佐野は2021年の鈴鹿8耐に参戦することがアナウンスされていたが、レースの開催が中止となってしまった。しかし、今年も引き続きライダーを務めることになった。4月8日に体制が発表された時点では、最終的な調整で第3ライダーを決定するとされていた。

エルワン・ニゴン(EVA RT 01 Webike TRICKSTAR Kawasaki)
エルワン・ニゴン(EVA RT 01 Webike TRICKSTAR Kawasaki)

 そのライダー3人目は、5年ぶりにTRICKSTARに帰ってきたフランス人ライダー、エルワン・ニゴンだ。2015年から2017年の3年間、鈴鹿8耐やEWCでTRICKSTAR Racingから参戦。EWCでは、2019年にTEAM SRC KAWASAKI FRANCEでチャンピオンも獲得している耐久レースのスペシャリストとも言える。経験豊富な彼は若手の大久保と佐野のふたりとともに強力なチームを作っていく。

 TRICKSTAR Racingファン待望のニゴンの参戦で、さらに盛り上がりと期待が高まったEVA RT 01 Webike TRICKSTAR Kawasakiが3年ぶりの8耐に勝利を目指して挑んでいく。

■エルワン・ニゴン
「5年ぶりにEVA RT 01 Webike TRICKSTAR Kawasakiに戻ってきた。大好きな日本で、大好きなチームと再びレースが出来る事に喜びを感じているよ」

「僕自身、チームへはレースウイークからの合流となるけど、2回の8耐合同テストで大久保選手、佐野選手の2名がマシンを高いレベルに仕上げ着実にタイムアップをしているようだから期待感を持ってレースウイークに入ることが出来そうだ」

「そして過去、共にEWCや鈴鹿8耐を戦い、長い時間を共に過ごしたチームからの参戦だからチームに馴染む時間は必要ないだろう。合流後すぐにパフォーマンスを発揮出来ると思う。日本のファンの皆さんやチームの皆さんと再び会える事を心から楽しみにしている。精一杯頑張るから応援よろしく。鈴鹿でお会いしよう!」

■大久保光
「私自身、エヴァンゲリオンの大ファンで初号機カラーのNinja ZX-10Rを駆り、碇シンジのプラグスーツのデザインをあしらったレーシングスーツを纏い鈴鹿8耐に参戦することに憧れていました。ですので今回の参戦が決まりとても嬉しいです。今年の鈴鹿2&4レースの時から比べると40%ほどだったマシンと私のシンクロ率が2度の合同テストを経てマシンのセットアップは大きく進み。シンクロ率は65%まで上昇しております。8耐のウイークでさらにシンクロ率を上げ皆様に素晴らしい走りを魅せれるよう頑張りますので応援よろしくお願いします」

佐野優人(EVA RT 01 Webike TRICKSTAR Kawasaki)/鈴鹿8耐テスト
佐野優人(EVA RT 01 Webike TRICKSTAR Kawasaki)/鈴鹿8耐テスト

■佐野優人
「鈴鹿8耐では知らない人がいない有名チームから参戦することとなり嬉しさの半面緊張しております。Ninja ZX-10Rに乗るのも今年が初めてで最初は戸惑いもありましたが、今では自身のベストタイムを大きく更新することができ自信を持って走行出来ています。チームメイトの大久保選手、エルワン選手は国内外でレース経験豊富なライダーなので、2人から多くのこと吸収してレベルアップし、チームに貢献できるよう頑張ります」


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