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MotoGP ニュース

投稿日: 2022.08.01 21:17
更新日: 2022.08.02 15:38

信州活性プロジェクト Team長野が2度目の挑戦で初のチェッカーを目指す/鈴鹿8耐チーム紹介

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MotoGP | 信州活性プロジェクト Team長野が2度目の挑戦で初のチェッカーを目指す/鈴鹿8耐チーム紹介

 8月7日に鈴鹿サーキットで開催される『2022FIM世界耐久選手権(EWC)“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第43回大会』に参戦するShinshu activation project Team NAGANO(信州活性プロジェクト Team長野)は、新たな目標を掲げて地元長野県を元気にするべく、単独チームとしては2度目となる挑戦をする。

 今年の2月27日に長野県茅野市の車山高原SKYPARKスキー場で体制発表を行い、注目を集めたShinshu activation project Team NAGANO。チーム名でもある信州活性プロジェクト Team長野は、地域活性化を目的とした有志団体である。鈴鹿8時間耐久ロードレースの参戦を中心に活動を行っており、全日本ロードレース選手権にも参戦していたチームだ。

 メンバーが基本的に長野県に住んでおりイベントや地域の祭事に参加、そして自分たちでバイクのイベントを計画して地元を盛り上げ、サーキットでは長野県をPRして長野県に人を呼べるように活動してるという。

「完全プライベーターということもあり、メーカーからのサポートをあまり受けておらず、チームの各々が持っている経験やノウハウを試行錯誤しながらレースに活かし参戦しています」とスポーティングディレクター兼ライダーを務めている櫻山茂昇は語る。

「トップチームと比較したらグレード的に劣るかもしれませんが、その中でも地元地域貢献、地域活性を目標としている中で、地元企業、長野県は生存量も盛んなので、地元企業から提供して頂いたパーツを実際にレースで使っています」

櫻山茂昇(Shinshu activation project Team NAGANO)
櫻山茂昇(Shinshu activation project Team NAGANO)

 プライベーターながらの苦悩も伺えるが、地元長野県を盛り上げるべく、チームのみならずマシンにも長野県の良さを最大限にアピールして活動を行っている。そんな信州活性プロジェクト Team長野は、2021年にトライアウトで獲得した出場権が2022年も有効になることから、それを行使して今年の鈴鹿8耐に挑む。ゼッケンは42、マシンはBMWのS1000RRにブリヂストンタイヤというコンビネーションにバッテリーは長野県のGSユアサ安曇野から供給を受ける。監督は武居えみが務め、若手育成ライダーには小林玄太を起用している。

東村伊佐三(Shinshu activation project Team NAGANO)
東村伊佐三(Shinshu activation project Team NAGANO)

 ライダーはすでに発表されている3人に変わりはなく、1人目はチームに加入して2年目の東村伊佐三だ。1991年に鈴鹿8耐に初参戦すると、1998年からは全日本ロードSUPER BIKE(現JSB1000)クラスに参戦し2013年まで戦った。その後は鈴鹿8耐に参戦しており、2016年はRS-ITOHで岡村とともにSSTクラス優勝、昨年はチーム長野からJSB1000クラスに復活したベテランライダーだ。

 2人目は先ほどチームについて語って頂いたスポーティングディレクター兼ライダーを務めている櫻山茂昇。2000年からレース活動を開始し、地方選手権のST600クラスに参戦していた。全日本ロードでも活躍を見せ、鈴鹿8耐参戦経験も持っている。

岡村光矩(Shinshu activation project Team NAGANO)
岡村光矩(Shinshu activation project Team NAGANO)

 3人目は岡村光矩。九州選手権で2008年にST600クラスデビューを果たし、全日本ロードST600クラスや、アジアロードレース選手権SS600にも参戦。2017年から2年間は全日本ロードJSB1000クラスで戦った経歴も持つ。2021年は信州活性プロジェクト Team長野から8耐トライアウトFinalステージに出場し、3位表彰台を獲得する活躍を見せたライダーだ。

 今年でチーム結成6年目を迎えるShinshu activation project Team NAGANOだが、2019年はレース中盤に転倒し、マシンが破損しメカニックの必死な修復作業により復帰。しかし、レースは他車の転倒により赤旗で中断となったため、今年はチェッカーフラッグを目指し、そして地元長野を日本のみならず世界へ発信するべく、チームとして2度目の鈴鹿8耐に挑んでいく。


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