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MotoGP ニュース

投稿日: 2022.08.19 08:50
更新日: 2022.08.19 11:31

『BMW CE04』電動スクーターの異次元のスタイルと乗り味に感激/葉月美優のバイク通信

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MotoGP | 『BMW CE04』電動スクーターの異次元のスタイルと乗り味に感激/葉月美優のバイク通信

みなさん、はじめまして♪ 今夏に設立された『オートスポーツWEBバイク部』の部長兼レポーターを務めることになりました、葉月美優です♪ よろしくお願いします!

私がバイクに興味を持ったのは、学生時代です。走っているバイクの姿がかっこよくて、「私も乗りたい!」と憧れるようになりました。単純です(笑)。

ですが、葉月家は絶対にバイク禁止! でも「乗りたい!」気持ちは強くなるばかり。そこで免許を取得して、欲しいバイクも自力で購入して、準備万端にしたところで、家族に『ライダー、デビュー宣言』をしました。かなり怒られましたが、今では温かく見守ってくれています♪

現在の愛車は、スズキGSR250とホンダCBR250RRの2台体制です。GSR250は、250ccにしては大きめな車体(ボディ)に惹かれました。ブルー&ホワイトのカラーリングも気に入っています。ホンダCBR250RRは、憧れのスポーツタイプにそろそろ挑戦したいと思って購入しました。CBR650Rと迷いましたが、やっぱり“RR”に惹かれました♪

ちなみに、ミニバイクですが、レースにも参加経験ありです!(かじっている程度の“たまに”です)。5年前、DE耐(現Motoフェスティバル)にグロムで参戦したのが初めてのレースでした。緊張しまくりでしたが、すっごく楽しくて「もっと速く、もっと上手に走れるようになりたい!」と思い、ポケバイでイチから特訓しました。練習走行では上手くいくのに、本番は雨が多い……というジレンマに襲われる日々ですが、レースの魅力にはまっています♪

葉月美優 Miu Hazuki/モデル、レースクイーンとして活躍する一方、バイク関連のwebサイトや雑誌で試乗レポートも公開するライダー。ミニバイクでのレース活動にも取り組むなど、アクティブなバイク道を邁進中。 愛車はスズキGSR250とホンダCBR250RR。
葉月美優 Miu Hazuki/モデル、レースクイーンとして活躍する一方、バイク関連のwebサイトや雑誌で試乗レポートも公開するライダー。ミニバイクでのレース活動にも取り組むなど、アクティブなバイク道を邁進中。 愛車はスズキGSR250とホンダCBR250RR。
葉月美優さんの愛車、スズキGSR250とホンダCBR250RR。
葉月美優さんの愛車、スズキGSR250とホンダCBR250RR。

前置きが長くなってしまいました。これから、みなさんにもバイクレースから新車試乗、ツーリングやイベント情報まで、バイクに関わるコンテンツをギュギュギュッと詰め込んで、その魅力を伝えていきたいと思っています。楽しみにしていてください☆

では、記念すべき第1回目のスタート! 今回『オートスポーツWEBバイク部』が取り上げるのは、電動スクーターのBMW 『CE04』です。

BMWのバイクは大きくて、重くて、車両価格も高いというイメージを持っている方が多いと思います。確かにBMWのラインアップを見ると、私では絶対に脚がつかなさそう(涙)なモデルがほとんど。でも、最近は初心者や女性ライダーでも扱いやすいモデルも増えているんです。そうした身近なBMWの魅力をお伝えしたいと思って選んだのが、『CE04』です。普通自動二輪免許で乗ることができる電動スクーターです♪

2022年2月に発表、4月から販売が開始されたBMW『CE04』。最高出力42psを発生する電気モーターを備えるEVスクーター。普通自動二輪免許で乗ることができる。車両価格は161万円。航続可能距離は約130kmを実現する。
2022年2月に発表、4月から販売が開始されたBMW『CE04』。最高出力42psを発生する電気モーターを備えるEVスクーター。普通自動二輪免許で乗ることができる。車両価格は161万円。航続可能距離は約130kmを実現する。
BMW『CE04』
BMW『CE04』

『CE04』は、『シーイーゼロフォー』と呼びます。エンジン車でいうと400ccクラスの動力性能を持っているということで“04”とのこと。なんだか、名前だけでも“未来的!”と思ってしまうのは、私だけでしょうか。

見た目も、“THE 未来”です(笑)。ホイールベースが1675mmと長めということもあり、特に真横からの姿は今までに見たこともないデザインになっています。

全長は2285mmと大柄で、車両重量も231kgと決して軽くはありません。シート高は800mmと高めですし、ひとりで支えられるかと心臓バクバク状態でしたが、跨ってみると不思議と足つき性も問題なく、「あら? 安心OK!」でした。気に入ったのはシートです。細めのベンチタイプとなっているのですが、お尻の収まり具合が適切で、座り心地が良いんです。

「一番のお気に入りはクールな顔つきです。未来的なデザインでインパクトがありました♪ フロントカウルのアシンメトリーの模様も個性的です」
「一番のお気に入りはクールな顔つきです。未来的なデザインでインパクトがありました♪ フロントカウルのアシンメトリーの模様も個性的です」
「ホイールにご注目! ディスクタイプのユニークなデザインが、マフラーがないので目立ちます。CE04ならではのポイントです」
「ホイールにご注目! ディスクタイプのユニークなデザインが、マフラーがないので目立ちます。CE04ならではのポイントです」
「シートもとっても気に入りました。縦に長くてフラット形状ですが、座面は厚めでお尻にフィットします。シートヒーターが標準で備わっているとのことで、冬場のツーリングも楽しいだろうなぁと思いました」
「シートもとっても気に入りました。縦に長くてフラット形状ですが、座面は厚めでお尻にフィットします。シートヒーターが標準で備わっているとのことで、冬場のツーリングも楽しいだろうなぁと思いました」
BMW『CE04』シート
BMW『CE04』シート
グリップヒーターとシートヒーターを標準で装備する
グリップヒーターとシートヒーターを標準で装備する

この安心感は、『CE04』に装備されているバックスイッチのおかげもありました。電動でバックしてくれるので、コンビニの駐車用などに前向きで駐車した際も、ススススッとスムーズに出庫することができました。

装備も充実しています。シート下には、フルフェイスのヘルメットも収納OK。かなり便利ですよね♪ また、グリップヒーターとシートヒーターが標準で装備されているのもうれしいポイント。このふたつがあるとないとでは、冬場の寒さの感じ方がまったく違いますから。

CE04はリバース機能を装備。「コンビニの駐車場などで前向きで駐車した際も楽々です♪」
CE04はリバース機能を装備。「コンビニの駐車場などで前向きで駐車した際も楽々です♪」
シート下の右サイドにはフルフェイスのヘルメットが収納できるスペースを完備する。
シート下の右サイドにはフルフェイスのヘルメットが収納できるスペースを完備する。

さぁ、試乗といきましょう!

BMW『CE04』
BMW『CE04』

スロットルを開けると、スススススーーーッと動き出します。『CE04』はスムーズにスタートするので扱いやすいと思います♪ もちろんスロットルの開け具合にもよるので、ゆっくりとアクセルを開けるのがコツです。

ビックリしたのは「静か!!!」なこと。ガソリン車では当たり前のエンジン音と振動が“ゼロ”なんです。走行中は“ヒュイーーン”という音がしますが、それでもガソリン車よりは断然静かです。

そしてスロットルをさらに開けていくと……さらにビックリの嵐です! 加速がパワフル! 電動スクーターってこんなに速いの!!と目がテンになりました。

ライディングモードは4つ用意されています。Eco(エコ)、Rain(レイン)、Road(ロード)、Dynamic(ダイナミック)です。Rainは雨の日用のモードですが、これでも街中を走る分には十分な加速力。Roadはパワフル! 加減速もしっかりメリハリがあるので、気持ちよく走れます♪ そしてDynamicは、スポーツバイクに乗っているようなガツンとした乗り味に変身します。こうしたキャラ変ぶりも、電動スクーターでも楽しめるのは良いですね。

ブレーキも癖がなくて、しっかりと効いてくれます。ガツンッとかかるような感じは一切なく、滑らかなブレーキングでした。制動時に気を使う必要はありません。

ライディングモードはEco、Rain、Road、Dynamicの4つを用意。「Dynamicの加速感は、すっごく刺激的でした。CE04はエンジンがない電動スクーターなので、熱気を感じずに快適に走ることができました」
ライディングモードはEco、Rain、Road、Dynamicの4つを用意。「Dynamicの加速感は、すっごく刺激的でした。CE04はエンジンがない電動スクーターなので、熱気を感じずに快適に走ることができました」

電動スクーターは初めて乗りましたが、加速力が良くて本当に楽しかったです。そしてただ速いだけではなく、落ち着きがある走りだなぁと感じました。大きさも車重もそこそこありますが、運転のコツは掴みやすいので、緊張や不安とは無縁で試乗をエンジョイできました。

ちなみに『CE04』の航続可能距離は約130kmとのこと。フル充電は200V電源で約4時間(急速充電はできません)。通勤&通学に使って、夜間にお家で充電する。こんな使い方をするイメージでしょうか。

『CE04』は、車両価格160万円以上と高額ですし、自宅に充電設備が必要なので、所有するのはちょっとハードルが高いかもしれません。でも、『CE04』に実際に触れてみて、乗ってみて、バイクの可能性って、まだまだあるんだなぁと気がつくことができました。もっとEVが身近な存在になれば、バイクの楽しさも広がっていくだろうなぁと思いました。

次回は、BMWのラインアップの中では一番小さい排気量の『G310R』をチョイス!  私の愛車、スズキGSR250やホンダCBR250RRも推しですが、この2台とは違うBMWの駆け抜ける歓び♪をレポートしたいと思います。お楽しみに♪

BMW『CE04』
BMW『CE04』


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