更新日: 2022.09.12 12:07
ラズガットリオグルが2勝。レイをかわしてランキング2番手に/SBK第7戦フランス
スーパーバイク世界選手権(SBK)第7戦フランスラウンドがマニクール・サーキットで行われ、レース1はアルバロ・バウティスタ(Aruba.it レーシング-ドゥカティ)、スーパーポール・レースとレース2はトプラク・ラズガットリオグル(パタ・ヤマハwith BrixxワールドSBK)が優勝した。
野左根航汰(GYTR・GRTヤマハ・ワールドSBKチーム)はレース2を15位でゴールし、ポイントを獲得している。
約ひと月のサマーブレイクを終え、SBKはこのフランスラウンドから後半戦に入る。金曜日は雨が降ったものの、土曜日は晴れとなってドライコンディションでスーパーポールが行われた。
このスーパーポールではジョナサン・レイ(カワサキ・レーシングチーム・ワールドSBK)とラズガットリオグルが同タイムの1分36秒124を記録。このため、それぞれの2番目のタイムによって、レイがポールポジション、ラズガットリオグルが2番グリッドとなった。3番グリッドはスコット・レディング(BMWモトラッド・ワールドSBKチーム)、バウティスタは4番グリッド。野左根は17番グリッドを獲得している。
■レース1:レイ、ラズガットリオグルが転倒を喫する
レース1は気温21度、路面温度29度のドライコンディションで行われた。1周目にはレディングがラズガットリオグルをかわしてトップに浮上するも、2周目にラズガットリオグル、そしてレイがレディングをかわし、ラズガットリオグルがトップ、レイが2番手に浮上する。
ところがレイは、2周目の17コーナーで転倒を喫する。レイはマシンを起こして走り出すも、大きく後退してしまう。レイはその後、一度ピットに入って再びコースインしている。さらに3周目にはトップを走るラズガットリオグルが13コーナーでバランスを崩してグラベルに入り、転倒。ラズガットリオグルもレースには復帰したが、トップ争いからは離れた位置でのレースとなった。チャンピオンシップのランキング2番手のレイ、ランキング3番手のラズガットリオグルが、レース序盤で転倒を喫する展開となった。
このふたりの転倒によってトップ争いを展開したのはレディング、そしてバウティスタである。7周目にはバウティスタがレディングをオーバーテイクすると、トップに立った。
トップのバウティスタ、2番手のレディングの後ろを走っていたのはロリス・バズ(ボノボ・アクションBMW)だったが、12周目に転倒。3番手にはマイケル・ルーベン・リナルディ(Aruba.it レーシング-ドゥカティ)が浮上する。そのリナルディもコースアウトしてグラベルに入ってしまい、後退。代わってアクセル・バッサーニ(モトコルサ・レーシング)が3番手となった。
バウティスタは独走態勢を築き、そのまま優勝を飾った。2位はレディング、3位はバッサーニが獲得している。序盤に転倒を喫したラズガットリオグルは11位で5ポイントを獲得し、レイは最下位の24位でゴール。野左根は17位だった。