マレーシアのセパン・インターナショナルサーキットでMotoGPクラスのオフィシャルテストが始まった。
3日間の予定で行なわれるテスト初日は曇り空ながら、開始時間の午前10時よりドライコンディションで走行が行なわれたが、午後4時ごろに雨が降り、コースがウエットコンディションに。
そのため、ほとんどのライダーがピットで待機。雨が上がった後、何人かがコースに出たものの、ドライコンディションに路面は回復しなかった。
初日にトップに立ったのはドゥカティのテストライダーであるケーシー・ストーナー(ドゥカティ)。先週行なわれたメーカーテストにも参加しているストーナーは午後1時前にファステストとなる1分59秒681を記録すると、そのままトップでテストを終えた。
ちなみに昨年の初日のベストは2分00秒684で、2年目となる共通ECUソフト、ミシュランタイヤへの習熟が進んでいることをうかがわせた。
2番手に1分59秒796でアンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)が続き、ドゥカティ勢が初日ワンツー。ドビジオーゾは午後0時半ごろに初めて2分の壁を破り、リーダーボードのトップに立ったが、その後、ストーナーに逆転された。
ドゥカティは先週のメーカーテストから2017年プロトタイプのデスモセディチGP17を投入。新しいエキゾーストシステムを採用するなど注目を集めている。
バレンシアオフィシャルテストでトップタイムを記録していたマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)は2分00秒128で3番手。今年からヤマハに移籍したビニャーレスは、YZR-M1を11月末のセパンプライベートテストで走らせた経験を持つが、マシンの乗り換えも順調のようだ。