MotoGPにドゥカティから参戦するアンドレア・ドビジオーゾによれば、空力パーツのウイングレットが禁止されたことで、2017年型デスモセディチGPは昨年弱点だったコーナリング性能が改善したという。
ドゥカティは昨シーズン、2勝を達成。10年のケーシー・ストーナー以来となる久々の勝利を飾っている。
しかし、ドビジオーゾと元チームメイトのアンドレア・イアンノーネはデスモセディチGPが抱えるコーナリング面での問題に対処する必要に迫られていた。
17年シーズンに向け、ドゥカティはコーナリング性能改善に取り組んできているが、ドビジオーゾは規定によりウイングレットが廃止されたこともパフォーマンスの違いを生んだと語っている。
「ウイングレットがなくなったことで、コーナリングは良くなったよ」とドビジオーゾ。
「それでも、ライバルほどのパフォーマンスには至っていないと感じているけどね」
「だから、コーナリングに関しては、今後も取り組んでいくポイントのひとつだと確信している」
ドゥカティは、これまでウイングレットが生み出していたダウンフォースを取り戻すべく、17年仕様のボディカウルに関して試行錯誤を行っている。
ドビジオーゾは、このカウルが今回得られたコーナリング性能改善を相殺するかは分からないという。また、カウルの最終的な判断は3月に行われるカタールでの開幕戦までずれ込む可能性も示唆した。
1 2