3月3~5日、スーパーバイク世界選手権(SBK)第2戦インドネシアラウンドがプルタミナ・マンダリカ・インターナショナル・ストリート・サーキットで行われ、レース1とレース2でアルバロ・バウティスタ(Aruba.it レーシング-ドゥカティ)、スーパーポール・レースでトプラク・ラズガットリオグル(パタ・ヤマハ・プロメテオン・ワールドSBK)が優勝した。
■レース1:序盤にトップを奪ったバウティスタが優勝
スーパーポールではトプラク・ラズガットリオグル(パタ・ヤマハ・プロメテオン・ワールドSBK)がポールポジション、アンドレア・ロカテッリ(パタ・ヤマハ・プロメテオン・ワールドSBK)が2番手で、パタ・ヤマハ・プロメテオン・ワールドSBKのふたりが予選トップ2を獲得した。3番手はアルバロ・バウティスタ(Aruba.it レーシング-ドゥカティ)、4番手はマイケル・ルーベン・リナルディ(Aruba.it レーシング-ドゥカティ)。こちらもAruba.it レーシング-ドゥカティのふたりが続いている。
一方、ジョナサン・レイ(カワサキ・レーシングチーム・ワールドSBK)は5番手タイムを記録したが、スーパーポール中のスロー走行により3グリッド降格のペナルティが科され、3列目8番グリッドからのスタートとなった。
レース1は気温30度、路面温度49度のドライコンディションで行われた。ポールポジションスタートのラズガットリオグルがトップで1コーナーに入り、2番手にバウティスタが続く中、そのすぐ後ろにいたリナルディがアクセル・バッサーニ(モトコルサ・レーシング)と接触して転倒を喫する。
トップはラズガットリオグル、2番手がバウティスタで、その後ろに3番手のバッサーニ、少し離れて4番手にダニロ・ペトルッチ(バーニー・スパーク・レーシングチーム)が続く展開となった。2番グリッドからのスタートとなったロカテッリは5番手に後退。8番グリッドスタートのレイは7番手を走行する。
4周目にはペトルッチに代わってロカテッリが4番手に浮上し、レイは6番手にポジションを上げた。序盤はトップのラズガットリオグルから8番手のチャビ・ビエルゲ(チームHRC)までが大きな集団を形成する。5周目、それまでラズガットリオグルの背につけていたバウティスタが15コーナーでラズガットリオグルをとらえ、トップに浮上した。
トップに立ったバウティスタはファステストラップを記録しながら後方との差を築いていった。また、2番手のラズガットリオグル、そして11周目に3番手に浮上したロカテッリとの差も開き、トップ3はそれぞれ単独走行となる。
バウティスタはそのままトップを独走して優勝した。2位にはラズガットリオグル、3位にはロカテッリが入り、パタ・ヤマハ・プロメテオン・ワールドSBKが2位と3位を獲得している。
中盤まで3番手を走行していたバッサーニは4位。2023年シーズンからSBKに参戦する元MotoGPライダー、ペトルッチは5位でゴールした。8番手からスタートしたレイはペースが上がらず、9位でレースを終えている。