ドライもウエットも中須賀克行がトップ！ 2番手はST1000の高橋巧／全日本ロード もてぎ公開テスト1日目

　2023年も栃木県・モビリティリゾートもてぎで開幕戦が予定されている全日本ロードレース選手権。4月1日（土）・2日（日）の本番を控え、事前公開テストが3月23日（木）より始まった。雪景色だった昨年とは違い気温は高かったが、天気予報は下り坂だった。

　9時から始まった4メーカー合同テスト1本目はドライコンディションとなったが、その後に行われたST600の1本目が終わるころに雨が降り出し、その後がウエットコンディションでの走行になった。

　当然トップタイムは唯一ドライとなった1本目にマークされ、中須賀克行（YAMAHA FACTORY RACING TEAM）が1分49秒369でつけた。ウエットでも中須賀が1分59秒414でトップにつけた。

「カーボンニュートラル燃料でドライもウエットも走れたのは、よかったですね。（無鉛ハイオクと）燃え方が違うのでエンジンブレーキのところが難しいですね。まだ自分の思うように走ることができていないですし、もてぎは、ブレーキングがポイントになるので余計重要ですね。その中でもタイムも、まずまず出たので事前テストのスタートとしてはよかったと思います」と中須賀。

　2番手にはST1000クラストップとなる高橋巧（JAPAN POST Honda Dream TP）が1分50秒321で続いた。

　高橋巧は「もっとドライで走りたかったですね。ただ、レースウイークの天気がどうなるか分からないので雨も走ることができたのはよかったです。このバイクで雨は初めて走りましたしね。マシンセットも、まだまだ自分に合うようにできる部分があるので、セットを詰めていければ1分49秒台は入ると思います」とコメントした。

　3番手に亀井雄大（YOSHIMURA SUZUKI RIDEWIN）が1分50秒535、4番手に渡辺一馬（AstemoHondaDreamSIRacing）が1分50秒690、5番手に榎戸育寛（SDG Motor Sports RT HARC-PRO.）が1分50秒697、6番手に津田拓也（AutoRace Ube Racing Team）が1分50秒891、7番手に作本輝介（AstemoHondaDreamSIRacing）が1分50秒984と1分50秒台で続いた。

　ST600クラスは羽田太河（TN45withMotoUPRacing）が1分54秒354でトップ。2番手に芳賀涼大（WORK NAVI Nitro Racing）が1分54秒853、3番手に鈴木光来（MOTO BUM HONDA）が1分54秒870、4番手に井手翔太（AKENO SPEED）が1分54秒898、5番手に西村硝（51GARAGE kupu Racing YAMAHA）が1分54秒901と続き、ここまでが1分54秒台を記録した。

　全日本ロードレース選手権 もてぎ公開テスト1日目のタイム結果は以下の通り。

■全日本ロード もてぎ公開テスト1日目 4メーカー合同テスト フリー走行1回目 タイム結果

■全日本ロード もてぎ公開テスト1日目 4メーカー合同テスト フリー走行2回目 タイム結果

■全日本ロード もてぎ公開テスト1日目 4メーカー合同テスト フリー走行3回目 タイム結果