3月31日、2023年MotoGP第2戦アルゼンチンGP MotoGPクラス初日のプラクティス1、2がアルゼンチンのアウトドローモ・テルマス・デ・リオ・オンドで行われ、中上貴晶（LCRホンダ・イデミツ）は初日総合8番手に入った。
初日は、時折雨がぱらつく天候となったが、MotoGPクラスのセッションはドライコンディションで行われた。午前のP1では開始約5分ほどで、中上が1分40秒825のトップタイムをマークし、その後さらにタイムを縮めて1分40秒647でトップに立つ。セッション終盤にはフロント、リヤともに新品のミディアムタイヤを履き、1分39秒583の3番手に入るが、アレイシ・エスパルガロ（アプリリア・レーシング）がラストアタックで2番手に順位を上げたことにより、4番手となった。
午後のP2では、中上はセッション中盤にフロントにハード、リヤにミディアムの新品タイヤを履いてアタックし、自己ベストタイムを更新する1分39秒329をマーク。そして、その後リヤのミディアムタイヤのみ新品のものに履き替えて再度アタックを行い、ラストアタックで1分39秒071を記録し、トップから0.553秒差の8番手となった。
初日に総合8番手で終えたことにより、2日目に行われる予選ではQ2からの出走となる。土曜フリー走行でさらなるタイム更新と、セットアップを煮詰め、予選での上位グリッド獲得と、スプリントレースでシングルフィニッシュを目指していく。
■LCRホンダ・イデミツ
中上貴晶（P1：4番手／P2：8番手）
「このコースは昔から好きで、今日もいい感じでマシンを走らせることができました。ライバルたちと比べると、まだ少し物足りないところがあるので、さらに努力しなければなりません。今日はセッションを楽しむことができました。周回するごとに進歩を感じました。明日はさらにタイムを短縮し、ポジションを上げられように全力を尽くします」
