更新日: 2024.07.03 17:17
BMW、現行『4シリーズ』のクーペとカブリオレを刷新。新デザインのLEDヘッドライトを採用
偶数番号を持つ流麗なクーペ/カブリオレとして、2020年には現行の2代目モデルに進化しているBMWの『4シリーズ』が、新たに一部改良を受けて再上陸。新デザインのLEDヘッドライトを採用し、クーペとカブリオレともにガソリン仕様のみが用意され、6月27日より発売が開始されている。
宿敵メルセデス・ベンツの『Cクラス』同様、世界的なDセグメントの“メートル原器”的存在として、スポーツセダンの代名詞である『3シリーズ』から派生した同モデルは、2013年の初代登場に続き、2020年の2代目では存在感を増したキドニーグリルの採用などで話題を集めた。
その一部改良モデルとなる今回は、従来モデルと比較してより精悍さを増したグラフィックのLEDヘッドライトや、エレガントな発光部を持つテールライトなど前後の灯火類を刷新。クーペ、カブリオレともにBMW M社が開発を担当し、サーキットで培われた技術を余すことなく取り入れ走行性能を高めたMパフォーマンス・モデルもラインアップする。
ベースラインとなる2.0リッター直列4気筒直噴ガソリンターボ(184PS/300Nm)を搭載した“420i”に対し、そのMパフォーマンス・モデルたる“M440i xDrive”では、伝家の宝刀とも言うべき3.0リッターの直列6気筒直噴ガソリンターボを搭載する。
この新世代“シルキーシックス”は最高出力388PS(285kW)/5800rpm、最大トルク500Nm/1800-5000rpmのアウトプットを誇ると同時に、レッドで塗装されたMスポーツ・ブレーキや、ブラック塗装のリヤスポイラーを採用。さらにフロント周りで採用されていた従来のセリウム・グレーの加飾部分をブラックとし、ヘッドライト内の光機部もブラックアウトすることで、精悍なイメージを演出している。
一方のインテリアにおいても、BMW MカラーがアクセントとなるMシートベルトや、ステアリングにMカラーのステッチと12時部分を赤くマーキングすることでMモデルらしいスポーティな空間に。機能面でも、高速道路での渋滞時において、ドライバーの運転負荷を軽減し安全に寄与する運転支援システムのハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能が装備され、一定の条件下において、ステアリングから手を離しての走行が可能とされる。
そのほか、最新のBMWラインアップに準じた各種のデジタル機能も網羅され、価格はクーペが694万~1106万円、同カブリオレが776万~1182万円(すべて税込)となっている。
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