メルセデスAMG社による完全自社開発スポーツカーとして誕生し、世界中のGT3カテゴリーで猛威を振るう『メルセデスAMG GT』にオープントップモデル、『メルセデスAMG GT ロードスター』と『メルセデスAMG GT C ロードスター』が登場。8月25日から完全受注生産モデルとして発売が開始された。
このロードスター最大の特長であるアコースティックソフトトップは、走行中でも50km/hまで開閉可能なシステムを採用し、開閉動作はすべて自動となり所要時間は約11秒。開放時にはソフトトップがシートの後ろに折りたたまれる省スペース設計としている。
また、3層構造のソフトトップはマグネシウム、スチール、アルミニウム構造により軽量化を図り、低重心化に大きく貢献するなど、“Handcrafted by Racers.“をスローガンに掲げる同モデルに恥じないダイナミクス性能を確保している。
また、クーペ同様となるAMG製4リッターV8直噴ツインターボ「M178」は、徹底した軽量化やドライサンプ潤滑システムによる低重心化、また2基のターボチャージャーをV8エンジンのVバンク内側に配置する「ホットインサイドV」レイアウトがもたらすコンパクト化と吸排気経路の最適化など、メルセデスAMGが持つテクノロジーが詰まったエンジンで、メルセデスAMGペトロナスのF1マシンでも使われている シリンダーウォールにスチールカーボン材を溶射コーティングするNANOSLIDE摩擦低減加工を施すことで、フリクションロスを低減するなど、最新のテクノロジーが注がれている。