ボルボの旗艦プレミアムワゴンとして高い評価を受ける『V90』と、その車高を上げて悪路走破性を高めた『V90クロスカントリー』が一部仕様変更を受け、待望のDrive-E(ドライブ・イー)2リッター4気筒直噴クリーンディーゼルターボ“D4”エンジン搭載モデルが追加設定された。同モデルは7月11日より発売開始となっている。
新世代ボルボを象徴するモデルとして、最上級SUVの『XC90』を皮切りに順次採用されてきた新モジュラー・プラットフォーム、SPA(スケーラブル・プロダクト・アーキテクチャー)を用いる『90』シリーズで、デビュー時に限定モデルとしての導入となったセダンボディの『S90』を除き、今回はワゴンボディの『V90』と、そのクロスオーバー版として210mmの最低地上高を確保した『V90クロスカントリー』に一部仕様変更が施された。
この『90』シリーズに限らず、直近の大幅な電動化の方針を打ち出しているボルボは、エンジンに関しても「4気筒以上の内燃機関は製造しない」との方針を打ち出したパワートレーン戦略とも合わせ、効率性の高いシャシー構造を取り入れるなど、ダイナミクスの面でも明らかに新次元を感じさせる完成度を示しているが、その内燃機関モデルとしては最後となる可能性のあるクリーンディーゼルモデルが、ようやく90系にも追加設定された。
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