クルマ ニュース

投稿日: 2018.07.27 19:12
更新日: 2021.08.24 15:10

ランボルギーニ・アヴェンタドールSVJ、ニュル北コース量産車最速を更新


 ランボルギーニが2018年夏に発売開始を予定している『ランボルギーニ・アヴェンタドールSVJ』がドイツ、ニュルブルクリンク北コース“ノルドシュライフェ”で6分44秒97を記録し、量産車の最速ラップレコードを更新した。

 全長20.8kmのコースに170を超えるコーナーと約300mにも及ぶ高低差を有すことで“世界一過酷なコース”として知られるニュルブルクリンク北コースは、世界中の自動車メーカーが新車開発に活用しており、特にスポーツカーやスーパーカーといった車種の開発においては“聖地”とも呼ばれる場所だ。

 そんなニュルの北コースでは毎年のように新たなラップレコードが生まれ、ランボルギーニも2015年に『アヴェンタドールSV』で7分を切るタイムをマークすると、翌2016年には『ウラカン ペルフォルマンテ』が6分52秒01という当時の量産車最速タイムを記録している。

 今回、車内外のカメラやテレメトリを用いたVBOX-Racelogicの機器を用いてタイムとGPS認証を管理するRemakスタッフや、ピレリの技術者などの協力の下、量産車最速タイムの更新を目指すチャレンジが行なわれたアヴェンタドールSVJは、ボディに軽量素材を用いると同時にエンジンのパワーアップによって1.98kg/hpという並外れたパワーウエイトレシオとなった。

 また、ランボルギーニが特許を持つアクティブ・エアロダイナミクス・システム“ALA 2.0”が盛り込まれている空力パッケージでは、同システムを最大限に活用させるため、開発段階で膨大な量のCFDシミュレーションが行なわれるとともに、アクティブ/パッシブ・ダイナミック・システムの全面的な変更も実施されたという。

■アヴェンタドールSVJの“J”はイオタを意味する

ニュルブルクリンク北コースで6分44秒97をマークしたアヴェンタドールSVJ
ランボルギーニ・アヴェンタドールSVJ


関連のニュース