現行で8代目となり、先だってディーゼルモデルのTDIも導入された『フォルクスワーゲン・パサート』に、ラインナップ初のAWDともなる新型モデル『フォルクスワーゲン・パサート オールトラック(Alltrack)』が登場。10月31日から発売が開始されている。
セダンモデルとワゴンボディの“ヴァリアント”のうち、先代までと同様に優れた積載性や機能性を持ち合わせる『パサート・ヴァリアント』をベースに設定されるオールトラックは、長距離走行に適した最新の2リッターTDIディーゼル(190PS/400Nm)と4輪駆動機構の4MOTIONと6速DSGを組み合わせ、ラフロードにも対応するオールラウンドな走行性能を持ちながら、ディーゼルならではの環境性能と優れた燃費・経済性を兼ね備えたモデルとなっている。
ベースモデルより車高を30mm持ち上げたエクステリアは、専用バンパーやホイールエクステンション、サイドシルが力強い印象を演出。
その見た目のみならず、専用のオフロードモードによりラフロード走行に最適な制御が行えることに加え、路面状況に応じた前後トルク配分を行う4MOTIONテクノロジーにより、どのようなロードコンディションにおいてもドライバーに安心感のある安定した走りが提供される。
この専用オフロードモードでは制動距離をより短くするため、ABSのホイールロック・インターバルが制御されるほか、ラフロードなど低速域における細かなアクセルワークを可能とするためアクセルペダルの反応特性を変更。さらに時速30km/h以下で急な下り坂に差し掛かると、車速が一定になるよう4輪全てでブレーキを自動制御する“ヒルディセントアシスト”などの機能が含まれている。